| 樹雷星にて・・・
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阿重霞 | 「お父様おひさしゅうございます」
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阿主沙 | 「うむ、阿重霞やっと父の元に戻ってきてくれたのか」
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阿重霞 | 「いえ、本日は樹雷王家に伝わる恋愛の妙薬をいただきたく思いまして訪ねた次第にござい
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| ます」
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阿主沙 | 「何だそんなことか・・阿重霞そんなものに頼らず自分の力で何とかせい!」
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| 阿主沙は玉座から座をはずしどこへと去っていった。
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阿重霞 | 「今度の相手は魎呼と違ってもっと手強いのよ・・ん?」
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| 阿重霞の後ろから美砂樹と船穂がたっていた。
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美砂樹 | 「阿重霞ちゃーん」
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阿重霞 | 「ひーーお母様」
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船 穂 | 「阿重霞ちゃんこれなーんだ」
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| 船穂の手に恋愛の妙薬があった。
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阿重霞 | 「あ、それは・・・」
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美砂樹 | 「阿重霞ちゃん、もしこれがほしかったら・・」
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阿重霞 | 「わかりました、もし成功しましたのなら樹雷に戻ります」
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船 穂 | 「がんばってね阿重霞ちゃん」
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阿重霞 | 「はい、必ず」
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| 龍皇の中にて
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| 「あら、こんな所に袋が」
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| 袋をあけてみると恋愛の妙薬と一通の手紙が入っていた。
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| (阿重霞、地球で必要なものを一つだけ入れておく。別におまえのことが心配なわけではな
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| い、ただ儂ははやく跡継ぎがほしいだけだ。はやくかえってこいよ)
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阿重霞 | 「お父様ったら」
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| 阿重霞は小さく微笑んだ。(うふ)
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| そして柾木家にて
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佐久耶 | 「天地君どうしたの?」
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砂沙美 | 「天地兄ちゃんなら寒気がひどくなったから寝るっていってた」
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佐久耶 | 「大丈夫かなー天地君」
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天 地 | 「うーー絶対何かとてつもなくいやな予感がーーー」
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| 前話に続いてうなされる天地であった。
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| ふたたび樹雷星にて・・・
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阿主沙 | 「あー心配だ阿重霞はしっかりやってるかどうか」
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美砂樹 | 「あら、そんなに阿重霞ちゃんが心配」
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阿主沙 | 「わ、おまえいたのか」
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美砂樹 | 「ちょっと前からいましたよ」
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阿主沙 | 「あ、用事を思いだした」
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| 阿主沙は去っていった。
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船 穂 | 「やっぱり心配してた?」
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美砂樹 | 「えーえーやっぱり娘はいくつになっても心配なのよ」
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船 穂 | 「阿重霞ちゃんうまくやるかしら?」
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美砂樹 | 「私の子よ絶対やるわ」
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