鷲 羽 | 「佐久耶殿は過去ではなく時空の狭間にいることが探知されたわ」
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一 同 | 「時空の狭間?」
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鷲 羽 | 「そう、私たちが今まで行ったことがない未知の世界、何が存在するかわからない世界」
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天 地 | 「そこに佐久耶さんはもちろん過因もいるんですか」
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鷲 羽 | 「おそらく・・・それ以外にも何かいるかもしれない・・・」
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砂沙美 | 「たとえば何が?」
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鷲 羽 | 「非科学的に言えば幽霊なんてのもいるかもしれないわ」
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美 星 | 「幽霊?」
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鷲 羽 | 「ま、話はそれくらいにしてとりあえず時空の狭間にいかなかければなんないけど・・・」
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清 音 | 「何か問題でも?」
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鷲 羽 | 「実はね二人しかあっちの世界に送り込めないのよ」
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勝 仁 | 「二人か・・・」
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鷲 羽 | 「エネルギーの都合上なのよ・・・」
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後 月 | 「で、誰が行くんですか」
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鷲 羽 | 「もち天地殿は決まりだけど」
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後 月 | 「あと一人誰が行くかというわけですね・・・」
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鷲 羽 | 「あたしが行ければいいんだけどあたしはここで機械を制御しないとね・・・」
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阿重霞 | 「もちろん私と天地様ですね」
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魎 呼 | 「あたしだよな、わ・し・ゅ・う」
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| いつの間にか阿重霞と魎呼が出没していた。
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鷲 羽 | 「二人とも残念だけど今回は後月殿に言ってもらうことにするわ」
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| 鷲羽は突然立ち上がりモニターに時空の情報を映し出した。
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鷲 羽 | 「時空では後月殿の能力が役に立つのよ、まあ魎呼でもいいんだけど・・・魎呼はちょっと」
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魎 呼 | 「何だよあたしじゃ何か不都合でもあるのかよ!!」
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鷲 羽 | 「魎呼は零と合体してるから時空へ行くとちょっとからだに異常を起こすかもしれないから
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| ねえ」
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魎 呼 | 「くっ」
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阿重霞 | 「残念でしたわねえ魎呼さん」
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鷲 羽 | 「とりあえず天地殿後月殿行って来てね」
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天・後 | 「はい」
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| 鷲羽は時空移動装置のエネルギーを作動しはじめた。
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| シュイーーーーンドコドコドコパロパロパロ
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| 天地と後月の体が徐々に薄れだしてきた。
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鷲 羽 | 「じゃいくわよ、発動スイッチON」
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| サササササーーーー
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| 天地と後月の体が完全に消去した。
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鷲 羽 | 「さてエネルギーを注入仕直して今度はこっちの世界に戻れるように手はずを整えなくちゃ
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| ね!!」
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| そして時空の狭間に到着
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天 地 | 「ここが時空の狭間」
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| まわりはなんと今までいたところとはまったく違った風景であった。
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後 月 | 「天地さんとりあえず進みましょ」
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