拾壱話

再会無用

天 地「後月さん大丈夫ですか?」
後 月「ええ空間がゆがんでいますけど何とか通れます」
    天地達がここに来てから2時間ほど過ぎたであろう行けども行けども空間のひずみばかり
    の場所である。
後 月「ん?あ、あれは」
    後月が指さした方向には人とも思える物体が宙を舞っていた。
美 零「一緒に遊びましょ」
天 地「き、君は?」
美 零「私は美零。つい最近まで人間をやっていました」
後 月「最近まで?」
美 零「ええ、それよりも私と遊びましょ」
天 地「あっ、ちょ、ちょっと」
    天地と後月は美零になすがままに連れて行かれてしまった。
    そして数刻後
美 零「お兄ちゃんありがとう私と遊んでくれて」
天 地「いやぁぁぁ・・・」
後 月「天地さん佐久耶さんのこと・・・」
天 地「わかっているよ、美零さんわるいんだけど俺、人を捜しているんだだから・・・」
    天地が言いかけたそのとき美零が天地にこう行った。
美 零「天地さん貴方のお探しになっている人ってこの人ですか・・・」
    美零は右手から一枚の写真を出した。
    その写真には佐久耶が移っていた。
美 零「ついこの前この世界に迷い込んできたみたいなの、この写真はそのとき遊んだ記念にとっ
    たものなの」
    そして美零は佐久耶がどうなったか話した。
美 零「佐久耶さんは何か邪悪なものに連れ去られそうになったんです。でも佐久耶さんの体が急
    に光り出して、邪悪なものが一瞬にして消滅してしまったんです。それからしばらくして
    佐久耶さん、恐ろしくなったのかその場から姿を消したんです。多分あっちのひずみに行
    ったと思います」
天 地「佐久耶さん・・・」
後 月「天地さんすぐ行きましょ」
    天地と後月はその場から去っていった。
美 零「天地さんまたきてね!」
    佐久耶が向かったひずみの場所にて
    そしてそこには佐久耶の姿があった。
天 地「佐久耶さん」
佐久耶「て、天地君どうしてここに?」
天 地「鷲羽さんのおかげで佐久耶さんを見つけることができて助けに来たんだ」
佐久耶「天地君、私自分でもわからないうちにあんな力を・・・」
    佐久耶は自分の不思議な力に大粒の涙を流した。
    天地は佐久耶を抱きかかえた。
佐久耶「て、天地君・・・」
天 地「佐久耶さん俺だって佐久耶さんみたいに不思議な力を持っている。でも佐久耶さん、だか
    らといってくじけちゃ駄目だ俺だって何度もくじけそうになったこともあったけど、その
    たびに自分自身言い聞かした。逃げちゃ駄目だって(byシ○ジ)」
佐久耶「天地君・・・」
    そして帰宅後
天 地「ただいま」
魎 呼「天地だいじょうぶだったか?」
天 地「ああ」
阿重霞「天地様どうでしたか」
天 地「話はあとでする。それより俺の部屋に佐久耶さんを寝かせるから砂沙美ちゃん手伝ってく
    れ」
砂沙美「うん既に用意してあるよ」
    天地は佐久耶を自分の部屋へと運んでいった。
佐久耶「ん、んーん(艶声)」
    佐久耶を自分の布団に寝かせ天地は外にでた。
    そして何があったかをみんなに話した。
    そして一夜があけることとなった。

あとがき「ゲスト・佐久耶/美零」
ITK「くそー」
佐久耶「どうしたんですかITKさん?」
ITK「いやね私が手がけている天地リンク集なんだけどハチャメチャに重くなってきて結構苦情
    が来てるんだよ」
佐久耶「じゃあ軽くすればいいじゃない」
ITK「そうは言ってもうちの売りはバナー付っていうのが取り柄で量が多いことが自慢なんだよ」
佐久耶「だったら幾つかに分類したらどうですか?」
ITK「うーん一応それも考えてます」
佐久耶「ところでさっきからITKさんの後ろに何かとりついているみたいですよ」
美 零「こ〜ん〜に〜ち〜わ〜」
ITK「ひえぇぇぇぇぇぇぇーーーー!」
    バタッ
佐久耶「あっ気絶しちゃった」
美 零「う〜ら〜め〜し〜や〜」
佐久耶「やめなさいって、ITKさんが倒れたらこれからのお話が進まないじゃないですか」
美 零「いいですよどうせ私はもう出てこないですから」
佐久耶「・・・・・・」

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