拾四話

放浪無用

魎 呼「天地何処(どこ)だー?」
阿重霞「天地様ー何処(いずこ)にー?」
砂沙美「天地兄ちゃん何処いったのー?」
美 星「天地さ〜んどこいったんでですか〜?」
清 音「天地さん何処いったのー?」
後 月「天地さーん?」
佐久耶「天地くーん?」
    日曜の朝、天地は忽然と姿を消した。
砂沙美「みんな天地兄ちゃんの机の上に手紙が置いてあったよー」
    皆は砂沙美の所に集まった。
阿重霞「砂沙美読んで聞かせてくださいまし」
    砂沙美は手紙に書かれている文を読み上げだした。
   『みなさん勝手ながら俺自分をもっと見つめ直してみたいと思います。だから旅にでます。
    それから探さないでください。天地より』
佐久耶「どーしてたびにでるの?私をおいて・・・」
阿重霞「こーしてはおれませんわ砂沙美すぐに鷲羽さんに探してもらいましょう」
砂沙美「う、うん」
鷲 羽「ちょっと待ちなさい天地殿が望んでそうしたんだから私たちはそれを見守ってあげなくち
    ゃね」
佐久耶「でも・・・鷲羽さん」
鷲 羽「文句言わないの、私たちは天地殿が帰ってくるまでこの家を守って行かなくちゃ行けない
    のよ。それより砂沙美ちゃん早く朝飯にしましょ」
砂沙美「・・・うん」
阿重霞「あら?魎皇鬼は?」
鷲 羽「天地殿についていったんじゃないの」
    一方そのころ天地は電車に乗っていた。
天 地「みんなには何も言わずに出てきてしまったけど・・・」
    天地は一人物思いに耽(ふけ)っていた。
天 地「まっそんなこと考えるより飯にでもするか・・・」
    天地がリュックの中をあけたとたん魎皇鬼が出てきた。
    しかも天地が買ってきて弁当のうち人参だけがすっかりなくなっていた。
天 地「魎皇鬼駄目じゃないかせっかく一人で旅に出たのに・・・て、おまえは一人じゃなくて一
    匹だったな(笑)」
魎皇鬼「ミャオ」
天 地「でもどうしてついてきたんだ魎皇鬼?俺と一緒にいたんじゃ人参あんまり食えないぞ・・
    ・」
魎皇鬼「ミャオミャオミャオミャオミャオ」
天 地「え、なんだって」
    魎皇鬼は体で説明した。
天 地「なになに俺の部屋に入ったときリュックの中に潜ってたら俺がひもを締めてしまったって
    !?」
魎皇鬼「ミャオ」
天 地「ハハハハハハハハハハハハハハ・・・」
    こうして天地と魎皇鬼の二人もとい一人一匹の旅が始まるのであった。

あとがき「ゲスト・多分観客の皆様」
ITK「ええこれから夏に入りますので八月中は更新されることがありませんあしからず」
観客A「ええーー」
観客B「ぶぅぅー」
ITK「ま、そういうわけです」
観客C「そうなのないよー」
ITK「というわけで後書きを終わらしていただきます」
    −−楽屋裏−−
日・佐「ふがふが」
ITK「いやー前回はどうもお世話になりましたお二方」
日・佐「ふがふが」
観客D「ああ俺達の日羽様と佐久耶様が縛られてるぞ」
ITK「うっやばい」
観客E「みんなやっちまえーー」
    ボコボコボコボコボコボコボコボコ・・・・・・
    ・・・次回に続くかな?

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