拾九話

内密無用

    毎度おなじみ柾木家の食卓である。
天 地「で、鷲羽さん神我人生きてたんですか?」
鷲 羽「そうなのよ天地殿がちゃんと倒したはずなのにねえ・・・モグモグ」
砂沙美「これからどうするの天地兄ちゃん、鷲羽さん・・・」
鷲 羽「まあそんときはまた天地殿に倒してもらいましょうか!」
天 地「簡単に言わないでくださいよ鷲羽さん。あのときはたまたま光鷹剣が出たけど・・・」
鷲 羽「ま、そんときはそんときで考えましょ」
天 地「は〜〜〜(ため息)」
砂沙美「ところで阿重霞お姉さまと魎呼お姉ちゃんまだ帰ってこないの?」
清 音「あの二人なら喧嘩しながら外に出ていったわよ」
    そのころ裏の畑にて
魎 呼「阿重霞、わかるかこの気配?」
阿重霞「ええわかりますわこのいやな気配・・・」
    魎呼と阿重霞はお互いに何かを察知して裏の畑まで出てきた。
    魎呼が畑のまわりを見回っていると空よりいきなり巨大な光線が降ってきた。
???「我の新しき主人神我人が五人の腹心の一人ゴールデン後月」
魎 呼「ゴールデン後月?後月の親戚か?」
ゴ後月「あのような役立たずとは一緒にしないでください。私はあのようなくずと違います」
阿重霞「神我人の腹心とわかった以上容赦しません魎呼さんいきますよ」
魎 呼「おお!」
    そして3人の戦いが始まった。
魎 呼「くらえ、おうりゃゃゃゃゃゃゃ!!!」
    魎呼の手にしたビームソードはゴールデン後月の体をまっぷたつにした。
    しかしそれはただの残像であった。そして魎呼の裏にまわったゴールデン後月は、後ろよ
    り光線を出し魎呼の背中に直撃した。
阿重霞「魎呼さん」
魎 呼「だ、大丈夫だ・・・阿重霞あたしにかまわず」
阿重霞「わ、わかりましたわ・・・では樹雷皇家秘伝呪縛結界」
ゴ後月「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
    阿重霞の技によりゴールデン後月は捕縛した。
阿重霞「魎呼さん今です」
魎 呼「おう、ビームスコール」
阿重霞「私も重爆撃拳」
    ズコォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーー(爆音)
ゴ後月「そ、そんなーーー出てきてすぐ消えちゃうなんて・・・・」
    ゴールデン後月は塵と化した。
    そして数刻後
鷲 羽「あら魎呼ちゃん、阿重霞殿、喧嘩疲れして畑で寝てちゃ風邪ひくわよ」 
魎 呼「はいはい」
阿重霞「そうでしたわね」
    二人は半分やけくそ気味に応対した。
後 月「あら大丈夫ですかお二人さん?」
魎 呼「げ、まだ生きていやがったか、今度こそとどめをさしてやる」
阿重霞「覚悟しなさい!」
後 月「ひげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーー」  

あとがき「ゲスト・ゴールデン後月」
ITK「うぅぅぅまぶしいぃぃぃ」
ゴ後月「すみません、全身金ピカですから・・・」 
ITK「ま、まあいいでしょう。実は私ただいま減量中なんです」
ゴ後月「へぇぇぇー、で、やせました?」
ITK「・・・1sだけ」
ゴ後月「じゃ、御飯とか減らしたり運動すれば・・」
ITK「御飯は一日一、二回で運動はそこそこやってますけど・・・」
ゴ後月「けど?」
ITK「間食が多くて・・・」
ゴ後月「なら仕方ありませんやせるまであとがきから帰しません!」
ITK「ひえ〜〜〜」
    数日後ITKはホームページ来客者によってひからびた状態で発見された。そのときIT
    Kの顔には何か悲痛の笑みがうつっていた。

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