親天地無用第二期/四話

道草無用

    話変わって地球の岡山にて一事件が起きていた。
    勝仁はいつものように寺の掃除をしていた。
    そんなとき空より一隻の船が神社の正面に着陸した。
勝 仁「ん、天地はもう帰ってきたのかのう?」
信 幸「あ、あれは後月さんの船じゃないですか?」
    信幸の言うとおり船より後月がおりてきた。
後 月「怪我も治りましてアカデミーの医療病院から無事帰還いたしました」
    後月は前回大負傷して、鷲羽の薦めで一度アカデミー推薦の医療病院に入院して一時岡山
    に帰ってきたものの砂沙美の炊事洗濯や、鷲羽の研究などの多忙な日々を過ごしたため、
    再度医療病院に入院していたのである。(ちなみに後月が乗っていた船は玖珠美からかっ
    ぱらった船である。)
勝 仁「元気で何よりじゃ」
    勝仁は後月の元気そうな姿にほくそ笑んだ。
後 月「あの〜天地さんや他の皆様はどこにいるんですか?」
信 幸「ちょっと樹雷に旅行に行きました」
後 月「そうですか・・・でも皆様が帰ってくるまで柾木家は私が切り盛りしていきます。炊事洗
    濯は砂沙美ちゃんから十分に仕込まれましたし。家計のやりくりは鷲羽さんから緻密に教
    えてもらいましたし・・・」
信 幸「あの・・・私今日から出張なんで後月さんお留守番御願いします」
勝 仁「わしも親戚の婆さんの友人の法事で行かねばならん、帰りは数日後になるじゃろう」
後 月「はあ・・・」
    というわけであっと言うまに柾木家は後月一人となった。
後 月「ま、私一人なら炊事洗濯はしなくても大丈夫ね・・・」
    スタスタスタスタスタスタスタスタスタ
    夕刻、後月は近くのスーパーへ買い物に出かけた。(閉店間近は値引きされるから・・・)
    そして三日分の食料を手にした。
    帰る途中電気屋さんでテレビが移っていたので幾分か立ち止まっていた。
テレビ「えー今日の天気は・・・本日のナイター中継は・・・サッカー日本代表は・・・」 
    と、そんなとき近くの銀行で女性の悲鳴が聞こえた。
秋 山「きゃー助けて・・・」
緋 室「おとなしくしろこら、ぶっ殺すぞ」
麿姫美「緋室そんなにあつくならなくても金さえ手に入ればこんなとこおさらばだよ」
緋 室「わかってるよ」
    ドキューン
銀 次「こらーそこの銀行強盗お前達はすでに包囲されたおとなしく自首しなさい」
ほのか「そうよ銀ちゃんの言うとおり自首しなさい」
冴羽人「銀次警部、ほのか巡査、犯人は銃をもっています。それ以上近づいては危険です」
    ズドォォォーーーン
銀 次「おい、銃じゃなくてバズーカじゃないか・・・」
冴羽人「いや、あの、私が来たときは銃を乱射していましたので・・・わーー!!又撃ってきた」
    ズドォォォーーーン
銀ほ冴「わああああ!!!!!!!!!!」
    警察勢は完全に沈黙した。
後 月「あ・・・」
    後月の近くにいた幼い少女が今の爆風で壁に激突して頭から血を流していた。
後 月「こんな幼い子を・・・許さない」
    後月は両手に担いでいた買い物袋を地面に置きただ一人銀行の入口まで歩いていった。
麿姫美「こ、こら止まらないとこの女の命はないよ」
後 月「許さない・・・」
    麿姫美の言葉を無視して一歩一歩麿姫美の近くへの近づいていった。

あとがき「ゲスト・後月」
ITK「いやー一ヶ月半ぶりに小説を再開して早々番外編みたいな話になっちゃいました」
後 月「でも私が復活できて、しかも主役なみの出番があったからいいじゃないですか」
ITK「でも又中途半端なかたちで次回に続くかたちになっちゃいました」
後 月「私にとってはいいと思いますけど」
ITK「ま、そろそろ本腰入れてがんばろうと思うけどテスト期間(七月下旬)がもう間近で」
後 月「またのびるのーーーー」
ITK「何とかがんばってみようと思います」
後 月「でもこのあとがき七月以降に見た人ってどう反応するかな・・・」
ITK「さあ・・・・(1999の7月です)」

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