親天地無用第二期/六話

告別無用

    こちら樹雷星
    毎日毎日宴会の日々であった。
美砂樹「ハーイ天地ちゃんもっと飲んで」
天 地「は、はーー」
船 穂「どうぞどうぞ」
阿重霞「お母様天地様はまだ未成年なんですよ」
魎 呼「阿重霞いいじゃないかい宴会の日くらい」
阿重霞「よくありません、魎呼さんそのお酒かしなさい、ごくごく」
魎 呼「ああ、私の酒」
砂沙美「まあまあお姉さまに魎呼お姉ちゃんの酒ならいっぱいあるから・・・」
魎 呼「おおおおおお」
美 星「清音歌いましょ」
清 音「はあああごくごくごくごく」
美 星「すすごい清音」
清 音「美星の馬鹿!!!!」
天 地「うう気持ちわり・・・」
    と、えんえんと宴会は続くのであった。
    天地は何とか宴会から抜け出し近くの庭園に酔いをさましに出た。
天 地「これじゃあ地球とかわんないよ」
    天地が毎度のごとく嘆いているところ微か(かすか)なるいい音色が聞こえた。
    天地はその音の方向へ自然と足を進めはじめた。
天 地「いったい誰がひいているんだろうか?」
    一つの草むらを越えたところに一人の女性がひいていた
    しかもその女性は・・・
天 地「き、きみは・・・」
佐久耶「久しぶりね、天地君・・・」
    佐久耶は手に持っていた楽器をおき天地と話し始めた。
天 地「ど、ど、ど、どうしてここに」
佐久耶「神様が最後の願いで天地君に会わしてくれたの」
天 地「神様・・・それに最後って・・・」
佐久耶「私あれから東京に帰ったんだけど・・・なぜか私の存在自体が消えていったの、みんな私
    のことを記憶になかったみたいになって・・・」
天 地「佐久耶さん・・・」
佐久耶「最後に・・・会えてよかった・・・さようなら」
    佐久耶は大粒の涙を流した。そして徐々に佐久耶の姿が消えかかってきた。
天 地「さ、佐久耶さーん」
    佐久耶が消える瞬間大きな空間の渦が発生した。
    天地はこんな最後はないとばかりの想いから、その空間を見つめた。
    するとその空間から悪しき力が発生し、佐久耶の悲鳴と何者かの笑い声が聞こえた。
    そして天地は・・・・・・その日から姿を消した。
    その日から樹雷では天地の捜索が密かに行われた。
    しかし樹雷に来た天地のつきそい達は鷲羽協力のもと大がかりの捜索を行った。
    結局天地は見つからず一ヶ月が過ぎようとした。
    そんなとき地球で、柾木家が何者かに襲撃を受けていた。
    鷲羽のコンピュータにもその情報が入り込みすぐさま魎呼と阿重霞が一時地球へ向かった。
    ちなみに樹雷から美砂樹と船穂が阿重霞と魎呼に同行し、美星、砂沙美、清音、鷲羽は樹
    雷に待機した。

あとがき「ゲスト・佐久耶」
ITK「いやー地球と樹雷と話がうつりかわり大変大変、しかも佐久耶ちゃん復活させてしまい今
    後のお話が大変大変」
佐久耶「でも何で私すぐに消えちゃうの?」
ITK「ネタ切れだから」
佐久耶「じゃ、次回から私が書いていきます、私は生き返ってそして天地君と・・・ふがふが」
ITK「ふーうるさい人がいなくなってほっとしました、でも前にも同じパターンがあったような
    気が・・・」
佐久耶「ふがふが」

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