親天地無用第二期/七話

静寂無用

    天地が消えてみな静寂の日々を過ごしていた。
    みんなの必死の捜索にもかかわらず天地を発見することはできなかった。
    しかしそんな時柾木家が幽戯の一味に襲撃を受けていた。
後 月「なんてつよさなの・・・」
東日流「その程度なのあなたの実力は?」
    後月はみんなの留守中柾木家を死守していた。
後 月「あなたなんかにまけないわ」
東日流「口先だけじゃ僕に勝てないわよ」
    後月の放つ光弾はいともたやすくかわされた。
    と、後月が粘った甲斐もあって、ピンチのところを魎呼と阿重霞が登場した。
魎 呼「おまえなんかあたし一人でかたずけてやる」
    そういうと魎呼はすぐさま敵の方へ突進した。
    一方阿重霞は後月の傷の手当てを行った。
後 月「阿重霞さん私のことはいいですから魎呼さんといっしょに戦ってください」
阿重霞「大丈夫あの位の人なら魎呼さん一人で十分ですわ」
    阿重霞の言う通りものの五分もたたずに決着がついた。
    魎呼の放った幾多ものビームにより東日流を打ち倒した。
    そして魎呼は東日流の襟首をつかんで尋問した。
魎 呼「何でここを襲ったんだよ」
東日流「幽戯さまに逆らうものはすべて滅びるのさ・・・ううう」
    突如東日流の体は消滅した。
魎 呼「いったい何が・・・」
幽 戯「つかえないな・・・でも君たちもよくやるね・・・だから今回のところは引いてあげるよ」
    どこからとも聞こえる不気味な声は柾木家の山々に響き渡った。
    柾木家は何とか防衛することができた。
    しかし肝心の天地はいっこうに見つからなかったと鷲羽が魎呼達に伝えたのはその夜であ
    った。
    一方日本のとある町々で奇怪な現象が起きていた。
日 羽「なにあれ・・・」 
    日羽の目にする上空に巨大な城が宙に浮いていた。
    またとある文化的町にてもその現象を目にすることができた。
美紗緒「なにがおこったの・・・」
    時間がたつにつれてその城は不気味さが増したかのようにどんよりと黒く染まっていった。
    そのようすを後月たちから聞いた鷲羽一向はきゅうきょ地球に戻り対策を練った。
鷲 羽「多分あの城に天地殿がいるかもしれないわ」
阿重霞「どうしてそんなことがわかるんですか?」
鷲 羽「科学者としての勘よ!」
魎 呼「・・・」
砂沙美「で、どうするの具体的に・・・」
鷲 羽「それは次回のお楽しみ!!!」
一 同「・・・・・・・・・」

あとがき「ゲスト・阿重霞」
ITK「いやーー実家は静かで熟睡できますわ」
阿重霞「アパート暮らしは大変ですね」
ITK「まったく隣のやつは何度言ってもやかましいし、別に夜遊ぶなと入ってないけど、普通は
    静かにするのがアパートでは当たり前だし、その上朝の五時ごろまでそれが続いて・・・」
阿重霞「大変でわね・・・」
ITK「まったくですよ」
阿重霞「お気持ちわかりますわ、柾木家でも魎呼さんが・・・(以下略)」
ITK「お互い苦労しますね」
阿重霞「まったくですわ」
    しみじみしみじみ・・・・・・

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