| 天地は闇の中にいた。
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| 佐久耶を追ってきたまではよかったがそのまま闇の中から抜け出せずに幾日も過ぎていた。
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| しかし突如天地の目の前に一筋の光が差してきた。
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| それは天地を思う人たちの思いからの奇跡というかなんというか現実には考えられない力
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| により瞬く間に光は天地を覆い尽くした。
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美紗緒 | 「天地さん・・・」
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日 羽 | 「天地君・・・」
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魎 呼 | 「天地・・・」
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阿重霞 | 「天地様・・・」
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砂沙美 | 「天地兄ちゃん・・・」
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美 星 | 「天地さーん・・・」
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清 音 | 「天地君・・・」
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鷲 羽 | 「天地殿・・・」
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後 月 | 「天地さん・・・」
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魎皇鬼 | 「みゃーーー」
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| 幾人もの想いが神様に通じたのか・・・
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| 天地は闇より抜け出すことが出来た。
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| そして天地は抜け出した直後佐久耶の声が聞こえた。
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佐久耶 | 「天地君、これで本当にさよならね・・・」
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天 地 | 「佐久耶さん・・・」
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| 天地は佐久耶に心の中でさよならを入った。
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| そして天地の前に一人の女性が立っていた。
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| そう津名魅である。
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津名魅 | 「天地さん、あなたの前にいる敵はとても強力です気をつけてください」
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天 地 | 「はい・・・佐久耶さんの無念晴らします」
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津名魅 | 「その敵を打ち破るのに私津名魅がバックアップします」
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天 地 | 「いいんですか俺なんかのために」
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津名魅 | 「いずれあなたの存在の大きさに気がつくときがきます」
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| 天地は津名魅の力を受けて幽戯のもとへ向かった。
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| 一方鷲羽達はというと相変わらず作戦会議に時間をかけていた。
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鷲 羽 | 「もうこうなったら作戦なんていらないわ、みんなで突撃よ」
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魎 呼 | 「なら話し合った分だけ無駄だったな」
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阿重霞 | 「まったくですわ」
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鷲 羽 | 「まーいいじゃない」
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魎 呼 | 「天地今助けに行くぞー−−」
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| 鷲羽達は魎皇鬼にのりこんで空飛ぶ城へ向かった。
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