親天地無用第二期/拾九話

試食無用

後 月「すみませーーん天地さーーーんいます???」
    後月は天地の部屋の前にて呼びかけた。
後 月「あれ?まだ寝てるのかな天地さん?」
阿重霞「天地様なら先ほどお出かけになりましたよ」
    突如後月の背後から阿重霞が声を出した。
後 月「あ、阿重霞さんいつのまに・・・」
阿重霞「あなたが階段を上っていくのをみたものでついいつもの癖で・・・」
後 月「いつもの癖?」
阿重霞「ええ、魎呼さんが天地様の部屋へ行くことに対してつい過敏になってしまって・・・」
後 月「あまり喜ばしくない癖ですね・・・」
阿重霞「ええ、全く魎呼さんと来たら・・・(以下中途略)・・・で、困っているのよ・・・」
後 月「ぐーーー(いびき)」
阿重霞「ちょ、ちょっと後月さん起きなさい・・・」
後 月「あ、すみません。阿重霞さんのお話がとても長かったもので・・・」
阿重霞「私つい話が長くなるみたいですのよ・・・こないだも砂沙美に注意を受けたばかり何です
    けど・・・(以下中途略)・・・ですのよ(辛気笑)」
後 月「ぐーーー(いびき)」
阿重霞「あら私としたことが・・・」
後 月「・・・・・・」
阿重霞「で、後月さん天地様に何かご用時でもおありでしたの?」
後 月「ええ、じつは天地さんにこのお菓子を味見してほしかったんです」
阿重霞「別にそういうことなら私や他の人でもよろしいのではないですか?」
後 月「でもこれはちょっと・・・」
阿重霞「ちょっと?」
後 月「鷲羽さんが作った物なんです(辛気笑)」
阿重霞「というとまた例のごとく何か細工がしてあるのですか?」
後 月「私はただ鷲羽さんに無理矢理やってこいといわれて・・・」
阿重霞「なにかあやしいですから魎呼さんに試してみてはどうですか?」
後 月「そうですね魎呼さんで実験と言うことで・・・」
    そして魎呼のいる居間にて・・・
後 月「すみませーん魎呼さん」
魎 呼「何だよ後月?」
後 月「これ天地さんが作ったんですけど試食しませんか?」
魎 呼「なに!!!天地が作ったのか!!!くれくれ!!!」
後 月(阿重霞さんの言うとおりにやったら簡単に食べてくれちゃった・・・)
魎 呼「もぐもぐがつがつ」
阿重霞「あら魎呼さんどうしたんですか?」
魎 呼「おお阿重霞、いま天地が作ったお菓子を食べてるとこだよ。あ、すまねえなお前の分もう
    残ってないや」
阿重霞「あらあらそれは残念ですわ・・・でも、それさっき鷲羽さんが作っていた物によく似てい
    ますわね・・・(微笑み)」
魎 呼「え・・・・・・」
後 月「すみません魎呼さん。鷲羽さんが作ったなんて言ったら誰も食べてくれないと思ったんで
    つい・・・」
魎 呼「しーつーきー!!!」
後 月「ひぃええええええーーーー」
阿重霞「でも魎呼さん、なんともありませんか?」
魎 呼「なにもおこらねえけど・・・ちょっと鷲羽のとこへいってくる。後月、阿重霞、お前らも
    こいよ」
後 月「はい・・・」
阿重霞「はいはい」

あとがき「ゲスト・後月」
ITK「うぅ・・・あたまが精神崩壊中・・・そのせいかうちのパソコンが二度目のPCクラッシ
    ュ・・・(関係ないか・・・)」
後 月「そろそろパソコン新しくした方がいいのでは・・・」
ITK「金がないのに?」
後 月「それ言っちゃおしまいですよ・・・」
ITK「まあそれはさておき今回は珍しく阿重霞や魎呼は標準登場させました」
後 月「それにしてもあのお菓子はいったいなんだったんでしょうね・・・」
ITK「それは次回のお楽しみに・・・」

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