| そこには一面真っ赤な部屋が在った。
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| 臭いも血の様な鉄臭い臭いで蔓延していた。
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| その場に居ると気が狂いそうな空間で有る・・・。
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フラン | 「何か用?咲夜?今部屋を紅くするのに忙しいから邪魔すると殺すよ」
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咲 夜 | 「お邪魔する積もりは毛頭有りません、ですが妹様に是非会って頂きたい方が居ります」
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フラン | 「ん?そこの妖精?」
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咲 夜 | 「いえ、こちらの男性の方です」
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??? | 「ども、あ、俺は壊れやすいから壊さないでね(汗)」
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フラン | 「私の事説明したのこの男に?」
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咲 夜 | 「いえ、この者は私達の世界を知る外の世界の者です」
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フラン | 「ふーん・・・で?」
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咲 夜 | 「レミリア様の命で、この者と妹様を会わせる様にとだけ仰せ付かりました」
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??? | 「・・・」
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大妖精 | 「だ、大丈夫です、私が・が・が・・・(がくがくぶるぶる)」
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| 俺の事を心配して手を繋いでくれているのだが、恐怖の余り大妖精の方が心配な状態であ
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| る。
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??? | 「俺も何言えば良いか全然分から無いのだけど、今異変が起きているから、その〜手伝って
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| くれないかな???」
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| と、こう言えば良いのかレミリア様よw
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| 何と無く何して欲しいのか理解はしている積もりでは有る自分。
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フラン | 「・・・まー四百九十五年もここに居るのも飽きたから、手伝っても良いよ」
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??? | 「だ、そうです咲夜さ・・・あれ?」
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| いつの間にか咲夜は姿を消していた。
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大妖精 | 「咲夜さんならつい先程戻って行きましたよ」
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| に、逃げやがったなあの野郎!!!このP○D長め!!!
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フラン | 「正し条件が有るわ(じゅるり)」
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??? | 「なんでしょうか?」
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フラン | 「貴方の体私に頂戴?玩具には最適かな〜っと」
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大妖精 | 「だ、駄目です、この人は玩具じゃ有りません!」
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フラン | 「!」
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| 大妖精の近くに有った花瓶が破裂した。
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大妖精 | 「あわわわわわ」
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フラン | 「私に意見するの?」
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大妖精 | 「い、いえ・・・で、でも・・・」
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フラン | 「貴方、花瓶みたいに成りたいの?」
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??? | 「はぁ〜・・・」
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| ごつん!
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| 俺はフランの頭を軽くチョップした。
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フラン | 「痛いわね、何するのよ!」
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??? | 「大妖精には手を出さない!そして感情を直ぐに表に出さない!」
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フラン | 「ちょっと、一体何を!あわわわわ」
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| フランの頭を撫でた。
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??? | 「フラン、皆とは仲良くしないと駄目だぞぉ」
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| 行き成りの事にキョトンとするフラン。
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??? | 「玩具には成れないけど、今度一緒に遊んで上げるから、ね?」
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フラン | 「・・・わ、分かったわよ、正し今度絶対遊んでよね?」
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??? | 「ああ約束だ!なんだったら今度外で皆と一緒に遊ぼう」
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フラン | 「ほ、本当!」
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??? | 「ああ、でも力は使っちゃ駄目だよ」
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フラン | 「うん、分かった」
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| とんとんと、フランの説得に成功。
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| 三人は地下牢を後にした。
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大妖精 | 「あのう(小声)」
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??? | 「ほい?」
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大妖精 | 「こ、怖くは無かったのですか?」
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??? | 「そりゃ怖いよ、でも俺が知っているフランは甘えん坊で、ちょっぴり感情の出し入れが下
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| 手なだけだよ」
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大妖精 | 「・・・そうなんですか・・・フラン様の事よく知っているんですねえ」
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??? | 「少々はねえ」
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大妖精 | 「ふーん・・・私の事は?」
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??? | 「あんまり知らないなー(棒)」
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大妖精 | 「・・・」
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フラン | 「二人とも仲が良いのね?恋人?」
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大妖精 | 「い、いえ、ち、違います」
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??? | 「この世界に迷い込んだ時に助けて貰った恩人です」
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フラン | 「ふーん・・・なら私が恋人に成って挙げようか?」
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??? | 「いくら合法でも児ポ法で捕まるので、遠慮させて頂きます」
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フラン | 「児ポ法???」
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??? | 「まー簡単に言えば幼女に手を出す奴は犯罪者という事ですよw」
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フラン | 「一応四百九十五歳なんだけど、それって外見が幼女でも駄目なの?(???に後ろから抱
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| き付く)」
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??? | 「未成年(十八歳未満)はアウトです、でも遠くの国では外見が幼かったのならアウト・・
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| ・て、何喋ってんだ俺www」
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大妖精 | 「私もアウトですか・・・?」
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??? | 「え?ちょぉおまwww」
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フラン | 「焼き餅焼いた〜」
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大妖精 | 「そ、そんな事無いです」
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フラン | 「うふふ」
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??? | 「さて、階段も登り終えたみたいだな」
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| ???の後方では。
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フラン | 「うふふ、ま〜仲良くしましょ」
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大妖精 | 「は、はい・・・」
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フラン | 「私の事はフランちゃんと呼んでね、そして???は異変が終わったら貰うね?w」
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大妖精 | 「だ、駄目です!幻想郷の暗黙の了解で一番最初に発見した者が生殺与奪の権利を持ってい
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| るんです」
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| おーい、なんか物騒な事を言ってるぞ???君。
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| 三人は城の通路に向かった。
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| 城の中の妖精メイド達が異変対処に向けての準備でワタワタ状態に成っていた。
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フラン | 「まー私が行けば大丈夫だけど」
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??? | 「ただ紅白の悪魔は俺が知っている情報と何か違うから気をつけてね」
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フラン | 「はいはい、貴方は城の隅で大妖精と乳繰り合ってゆっくり待ってなさい」
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??? | 「はーい」
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大妖精 | 「はーい、てなんですか!!!」
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| く、乳繰り合うチャンスだったのにwww
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| 一方館のテラスにて。
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咲 夜 | 「お嬢様」
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レミリ | 「さー赤い霧を発生させ、館を守るわ」
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| そしてレミリアの力により赤い霧が大量に発生された。
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咲 夜 | 「これで後は、紅白の悪魔を迎え撃つだけね」
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レミリ | 「紅魔館のメンバーだけでは無く、チルノやルーミアやリリーホワイト達も何時でも応戦出
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| 来る様に昼夜交代で守備に就かせなさい、あと???と大妖精にもね」
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咲 夜 | 「畏まりました」
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| 準備は整った、後は紅白の悪魔が来るのを待つばかり・・・。
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