| 二人は結局を野宿する事となった。
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| そして???あっと言う間に眠りに付いた。
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大妖精 | 「余程疲れてたみたいね・・・」
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| 一応毛布は持って来てあるので、それを???に掛ける大妖精。
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大妖精 | 「よく考えたら私なんでこの人にここまで容れ込んでしまったんだろう・・・」
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| 頭を抱えて悩み込む大妖精。
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大妖精 | 「そう、私とこの人はただの外の人を面倒見ていると言うだけの関係」
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| 自分に言い聞かせる大妖精。
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大妖精 | 「でもこの人が他の女性と話しているだけで何だか顔が赤く成る・・・」
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| これはつまり妬いている事なのか・・・
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大妖精 | 「・・・否定はしないけど・・・でもこの人は他の人の事を考えている感じがする・・・」
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| 永遠亭にその人が居る???
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| 永遠亭に居る人と言ったら、輝夜さん、永琳さん、鈴仙さん、てゐちゃん。
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大妖精 | 「この???さんは、そこそこ年の方だから、輝夜さんか永琳さんあたりが好みなのかしら
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| ・・・」
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??? | 「ぐぉ〜(鼾)」
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大妖精 | 「私がもう少し背も高くスタイルもよければ・・・」
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| いやいや、大ちゃんは今のままでもスタイルは抜群だぞ!ただ幻想郷には飛びぬけたスタ
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| イルの人が多すぎるだけだ!
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| どこかの世界でそんな声が聞こえた気がするが気のせいだろう。
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| 色々考えたがどうしたいのかと言う結論が結局出なかったので、大妖精も眠る事にした。
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| 焚き火は危険だから消して置かないといけないなと。
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大妖精 | 「お休みなさい、???さん」
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??? | 「うぉぉぉぉ〜俺だー結婚してくれー!!!」
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大妖精 | 「えっ!?」
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| どうやら???の寝言の様である。
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大妖精 | 「一体どんな夢を見ているのやら・・・(汗)」
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| そして夜は更けて行く。
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| スースー・・・
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| 野宿をしている所から幾分か離れた所で・・・
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妹 紅 | 「輝夜の野郎、次こそは蹴りを付けてやる!」
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慧 音 | 「そういう事は家に帰ってからいっぱい聞いてやるぞ、妹紅」
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| 妹紅を背負いながら悠長に話す慧音。
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妹 紅 | 「まー、しかしなんだ、慧音は何で私の面倒を見てくれるんだ?」
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慧 音 | 「困っている人間が居たら助けるのは当然の事だろう妹紅」
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妹 紅 | 「・・・」
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慧 音 | 「それにな、お前が来てから寺子屋の皆はよく笑う様に成ったんだぞ」
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妹 紅 | 「褒めても何も出ねーぞ」
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慧 音 | 「はいはい・・・ん?あの子達は・・・」
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| 慧音の目線の先に???と大妖精が眠っている光景が見えた。
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慧 音 | 「あの二人・・・そういう関係なのか・・・」
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妹 紅 | 「まー人の事はどうでも良いじゃないか」
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慧 音 | 「よくないぞ妹紅!仮にもあの娘は私の教え子だぞ!」
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妹 紅 | 「だからと言って、人の恋路を邪魔しちゃいけないだろ」
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慧 音 | 「お前と輝夜の様にか(ニヤニヤ)」
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妹 紅 | 「べ、別に私と輝夜はそんな関係じゃないわよ」
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慧 音 | 「まーそういう事にして置こうか・・・」
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妹 紅 | 「なんか納得いかないな・・・」
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慧 音 | 「まーそれはさて置き・・・って妹紅離せ!」
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| いつの間にか傷の再生が完了し、逆に慧音を引っ張って行く妹紅。
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妹 紅 | 「さー帰るぞ慧音」
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慧 音 | 「はーなーせー教育者として放って置けない」
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妹 紅 | 「だめだ!」
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| 結局何事も無く二人は去って行く。
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妹 紅 | (この前大妖精に、ミスティとの間に入って貰った恩が有るからこれで借りは返したぞ)
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| 妹紅はこう見えて女性によくもてるw
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| で、???達はと言うと。
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| ???は夢を見ていた・・・
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| これは本当は夢を見ているだけで幻想郷なんて世界は夢を見ているだけに過ぎないのでは
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| と葛藤する夢を・・・
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| 現実の世界では嫌な出来事の山積。いっそ楽に成りたい・・・
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| そう思っていた所で、俺が知っている博麗霊夢が登場。
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霊 夢 | 「夢を見ているところ悪いけど、貴方にはやらなければ行けない事が有るわ、この世界はあ
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| る人物の願望によって歪められた幻想郷の平行世界」
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??? | 「平行世界?」
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霊 夢 | 「そう、そしてこの世界は本来の幻想郷からずれた軸を直さなければ、いずれ大変な事にな
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| るわ、そう、貴方は本来居る筈の私の対になる存在に成る為に偶然送り込まれた人間なの
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| だから」
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??? | 「えええええええ!!!」
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霊 夢 | 「今はまだ遊んでても良いけど、いずれ時が来たら、その時はお願いね・・・」
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??? | 「いや、だから俺は一体どうすれば・・・」
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霊 夢 | 「それは・・・」
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| プスープスー
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| 何かが切れる音がした。
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| そして朝、目が覚めた
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??? | 「はあはあ、一体なんだったんだ・・・夢か・・・いや何かから通信でも来たのか・・・」
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| 余りの事に言葉が詰まる。
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大妖精 | 「ん〜ん、あ、お早うござ・・・」
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??? | 「あ、おは・・・・よ・・・えおあ・・・」
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| 何か柔らかい感触がした。
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| そう、それはなんと言うかマシュマロに似た感触と言うかなんと言うかそれは触っていて
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| 幸せになるというかwww
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大妖精 | 「キャーーーー!!!!!!!!」
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| ぱこーーん!!
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| 頬を叩かれて派手に吹っ飛ぶ???。
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??? | 「なんで俺がこんな・・・」
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| ???は、のされた。
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大妖精 | 「す、すみません、行き成りな事なので、つい・・・」
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??? | 「まー行き成りなら仕方ない」
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| あっと言う間に復活する???。
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??? | 「まー役得と言う事でさて置き」
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大妖精 | 「・・・やっぱりこの人、一寸(ちょっと)変だ・・・」
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| という感じで朝を迎える。
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| 朝飯は近くの林の中で見付けた柿と水を食する事になった。
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大妖精 | 「美味しいですね柿」
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??? | 「うーん、俺の世界の柿と一緒だな」
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| むしゃむしゃ。
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??? | 「さてと、永遠亭には後どれ位かな?」
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大妖精 | 「もう少し道を行きまして、竹林が見えたら後少しです」
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??? | 「そっか、さー元気出して行くぞぉぉぉぉ」
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大妖精 | (さて、???の目的は誰なのか・・・本人に直接聞きにくいから永遠亭に付いたら確認し
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| よう)
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??? | 「と、大ちゃん?」
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大妖精 | 「は、はい何ですか?」
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??? | 「有り難うね」
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大妖精 | 「えっ!?」
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| 突然の言葉に赤くなる大妖精。
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??? | 「さー行こうか?」
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大妖精 | 「は、はい」
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| 二人手を繋いで歩き出す。
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