大ちゃんの紅魔郷/Stage[

二人目の消失

    もくもくと草毟りをし続ける???。
    ムシリムシリムシリムシリ・・・etc
???「何で俺草毟りやってんだ・・・」
大妖精「てゐちゃんのお家に泊まれるんだから、これ位しなきゃね♪」
???「で、大ちゃんは何やってんの?」
大妖精「台所借りて、お食事の準備をと言う訳で水汲んでいます」
    この世界に水道が有る訳無いので、井戸から水を汲んでいる大妖精。
???「うーん、でも材料有ったっけ?」
大妖精「竹林だから筍は一杯有りますよ」
???「と、成ると米が欲しい所だな・・・」
大妖精「うーん流石にお米は無いですねえ〜」
???「どこかで調達しようにもお米は流石に自然に栽培はされて無いからなあ・・・」
大妖精「仕方無いですよ」
???「こんな時に、秋姉妹の妹の方がいればチョチョイのチョイで用意して呉れそうだなあ〜」
大妖精「穣子様の方ですか?」
???「豊穣の神だから、何とかしてくれそうだし」
大妖精「まあ、流石に都合好くここには居ませんよ・・・」
???「だね」
    結局お米は無いので、筍と運良く手に入れた人参で味噌汁を作る事になった。
    一応調味料は台所に僅かながら有ったので、使わして貰う事にした。
???「味噌と塩と醤油と酢と油と砂糖と、調味料は全部揃っている感じだな」
大妖精「主に使うのは味噌位かな?料理酒と味醂が有れば良かったんだけど・・・」
???「まーそこは醤油で何とか誤魔化そう」
大妖精「まー食べれれば何とか成りますよ」
???「そうそう、と、出来れば肉が有れば良かったな〜」
大妖精「肉は流石に難しいですよ・・・」
???「よーし、ちょっとミスティでも狩ってくる」
大妖精「えええ!!!」
???「冗談だよw」
大妖精「目が本気でしたけど・・・」
???「まーコントはさて置き、大ちゃんに料理は任せるね」
大妖精「分かりました」
???「俺は一寸(ちょっと)草毟りの続きでもしてる」
    と、言ったものの、竹薮の向こうが色々気に成るので、足を伸ばして見た。
    少し言った先に川が在った。
???「魚でも居るかな〜って、何も居ない感じだな・・・」
にとり「おや、人間が何してるんだい?」
???「あれ?にとりが何でここに?」
にとり「何で私の名前を???」
???「実は斯々然々で・・・」
にとり「ふーん、外の住人でこちらの世界の事を知る人間と言う訳か・・・」
???「だから大抵の人物の名前は分かります」
にとり「ふーん・・・で、その人間が何やってるの?」
???「一寸(ちょっと)食材探しです」
にとり「私の胡瓜は上げないよ」
???「煮る物を主に探していますから、胡瓜は流石に無理ですよ(某富山では胡瓜の味噌汁があ
    るらしいが・・・)」
にとり「ふーん、ま、私は忙しいから帰るね、相方が待ってるからね」
???「相方って、魔理沙の事?」
にとり「魔理沙?一体誰だいその人は?」
???「え?いや人間で金髪で魔法使いで・・・」
にとり「そんな人間幻想郷には居ないよ。まー人間じゃないならアリスが居るけど」
???「魔理沙が存在しない・・・だと???」
にとり「うーんどうやらあんたの知っているここの世界と何かズレが有るんじゃないかな?」
    頭の回転が早く飲み込み好く理解するにとり。
???「やっぱりここは俺の知っている世界観と妙にズレが・・・」
にとり「じゃあ、私は椛が待ってるから帰るね」
???「あ、ああ分かりました・・・」
    にとりは去っていった。
    霊夢の件でもそうだったが、今度は魔理沙まで存在して居ないとは・・・
???「・・・まー考えても答えは出ないし、夢の中で霊夢が何か言っていたけど、まー成るよう
    になるか・・・」
    と言う訳で???は、川を後にした。
    家では大妖精が???が来るのはまだかまだかと待っていた。
???「今戻りました」
大妖精「ど、どこへ行ってたんですか、心配しましたよ」
???「御免御免、一寸(ちょっと)川を見つけてそこで河童とお話してた」
大妖精「河童?ああ、河城にとりさんですね」
???「そう、で、その時話していたら又俺が知っている世界の住人から一人居ない人が判明した」
大妖精「誰ですか?」
???「霧雨魔理沙という(以下略)」
大妖精「うーん知りませんねそんな人」
???「大ちゃんも知らないか・・・なんか主人公格の人間が二人居ないと言うのがなあ・・・」
    ???は一応、知り得る限りの幻想郷の住人を大妖精に聞いて見た。
    その結果、存在しないのは博麗霊夢と霧雨魔理沙のみと言う事に成った。
???「どうやら俺がここに来たのはこの二人に関係するのかな・・・」
大妖精「何故???さんがこの世界に来たのか・・・という事ですね」
???「うーん・・・ま、良っか、成る様に成るね」
    コケッ!
    見事に転ける大妖精。
???「さー食べよう食べよう」
大妖精「は、はい・・・」
    色々考えててもどうなる訳でも無いので、考える事を止めた。
    多分その時が来たら何とか成るだろうと考えて見るテスト。
???「と言う訳で飯も食ったからネルー!」
    飯を食った後直ぐ寝ると太るぞ???。
大妖精「もう、勝手気儘な人なんだから・・・」
    溜息をつく大妖精。
大妖精「でもいつかこの人は外の世界に戻って行ってしまうんだろうなあ・・・何だか寂しいなあ
    ・・・その時私はどうすれば良いのか・・・」
???「ぐぉ〜すぴすぴすぴ」
大妖精「・・・ふふふ、寝顔は可愛いんだから・・・私も考えてても仕方ないな」
    大妖精も???に感化されて考えるのを止めた
    そして???の胸で大妖精は一緒に眠る事にした。
大妖精「・・・あ、火は消して置かないと」
    明かりを消し就寝に付く大妖精。
???「さて、次はどこへ行こうか・・・そうだ守矢神社に行こう、長野は通った事は有るけど、
    スキー以外で行った事無いからなあ〜」
    と言う訳で次の目的地は守矢神社に行く事にした。
大妖精「すやすや」

あとがき「ゲスト・河城にとり」
ITK「ちょこちょこと、この世界の異変を小出しにして行きました」
にとり「魔理沙が居ないと言うのは何か意味あるのかい?」
ITK「後々に意味を出したいと思います」
にとり「詰まり今は何も考えて居ないと言う事かい?」
ITK「一応考えてますよwただ結末はまだ未定」
にとり「このお話いつ迄続くの?」
ITK「当初の予定よりどんどん伸びて行く感じwまーキリの良い所で〆たいとは思ってます」
にとり「まー頑張りなさい」
ITK「はは〜」

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