大ちゃんの紅魔郷/StageXI

守矢神社への道

大妖精「・・・」
    ???の後に、何故にか鈴仙が着いて来ている。
鈴 仙「私も一緒に行きます」
???「どうしてこうなった・・・」
大妖精「何故鈴仙さんが着いて来ているんですか?」
鈴 仙「言わなきゃ駄目?」
大妖精「はい」
鈴 仙「???さんのお力に成りたいからです」
大妖精「いや、その理由の方なんですが・・・?」
鈴 仙「???さんに・・・惚れました!」
大妖精「な、な、なんと!!!」
???「これは喜んで良いのか俺・・・(汗)」
大妖精「駄目です、???さんは私が面倒見るんです!誰にも譲りません!!!」
???「だ、大ちゃん・・・」
鈴 仙「大ちゃんが居るのは分かってます、でも私のこの気持ち抑えられません!」
???「・・・どう答えれば良いんだ俺(汗)」
大妖精「だ・め・で・す!」
鈴 仙「それでも着いて行きます!」
???「・・・まあまあ、鈴仙さん落ち着いて」
鈴 仙「それに患者をこのまま放って置く訳にも行きませんからね」
???「患者?」
鈴 仙「師匠から大妖精の力が戻るまで、診ているようにも言われましたからね」
大妖精「くっ・・・」
???「鈴仙さんってこんなに積極的なキャラでしたっけ・・・」
鈴 仙「私にもよく分かりません・・・」
    とまあ、揉めはしましたが、三人で旅をする事になった。
???「で、大ちゃん守矢神社はどっちへ行けば良いの?」
大妖精「ああ、それは・・・」
鈴 仙「残念ですが今、守矢神社の前では悪しき妖怪が蔓延っていて、正面からは行き難く成って
    います」
???「悪しき妖怪?」
大妖精「前に紅白の悪魔事件が有ってから、各地の里で抑制の効かない妖怪が出没する様に成った
    んです、守矢神社も例外では無く、その周辺がかなり混沌と化しています」
???「うーん、じゃあどうすれば良いの?」
鈴 仙「一つは、正面突破!、正し妖怪と戦う事に成ります」
???「二人は兎も角、俺生身の人間だから戦えないよ・・・」
鈴 仙「二つ目は里を大回り、若しくは空から神社に行く事です」
大妖精「私一人の力では???さん一人持ち上げるのも難しいです」
鈴 仙「そう言う事、だからここは厳しいけど妖怪とぶつかる事を想定して行くしか無いわ」
???「うーん分かった、でも俺にも何か武器でも装備したいんだけど、何か有る?」
鈴 仙「そう言うと思いまして、武器は用意してきました」
    俺の手に一つの刀が渡された。
???「日本刀・・・ですか」
鈴 仙「師匠から???さん用にと借りてきました」
???「ふーん、で、銘は何?」
鈴 仙「童子切と言うらしいです」
???「・・・かなりの名刀だぞこれ・・・」
大妖精「何でも斬れそうな感じですね・・・」
鈴 仙「と言う訳で大事に使って下さい」
???「物語的に多分折ってしまいそうな気がするから謝っときますw」
鈴 仙「折ったら師匠に怒られます」
大妖精「でも何でそんな大事な刀を・・・」
鈴 仙「師匠が是非と言ってました」
???「はぁ・・・」
大妖精「まあ、これで???さんも戦えると言う訳ですね」
???「まあ、善処します」
    と言う感じで、三人は守矢神社近くの里へと向かった。
    そこで三人が目にした光景は・・・。
萃 香「あらよっと!」
    なんと、伊吹萃香が悪しき妖怪相手に千切っては投げと言う感じで戦っていた。
萃 香「悪いね、ここは早苗に頼まれているから簡単には通さないよ」
    グシャ!バシュ!バタン!
    あっと言う間に悪しき妖怪は消滅して行く。
???(あ、そうかこの世界では霊夢が居ないから萃香は守矢神社側に居るのか・・・)
鈴 仙「どうやら私達は何もしなくても良かったみたいね」
大妖精「萃香さん凄いですね・・・」
萃 香「おや、そこに居るのは大妖精と饂飩じゃないか?」
鈴 仙「そこで名前を略さないで下さい」
大妖精「お久しぶりです」
萃 香「まー粗方片付いたから神社に戻るけど、そこの男は何だい?」
???「はあ・・・俺は」
大妖精「(説明以下略)」
萃 香「ふーん、外からの人間かい、ま、私にはどうでも良いことだけどね〜」
鈴 仙「取り敢えず今日ここに来たのは、八坂様と洩矢様に力に成って欲しい事が有りまして来ま
    した」
萃 香「あの二人に用かい、なら今は神社に居る筈だから行ってみな」
鈴 仙「分かりました」
???「じゃあ行きますか・・・」
大妖精「はい」
萃 香「あー鈴仙は一寸(ちょっと)話しないかい?」
鈴 仙「はい」
???「じゃあ先に行ってるね」
    ???と大妖精は先に守矢神社の在る山へと続く階段へと進んで行った。
萃 香「所で、???と、大妖精はどこまで進んでるんだい?」
鈴 仙「結構二人は仲が良くて、私が入る隙間が無くて・・・(愚痴愚痴)」
萃 香「・・・で、鈴仙は何であの男の子とがそんなに良いんだい?私にはさっぱりだよ」
鈴 仙「なんとなく・・・(てへっ☆)」
萃 香「駄目だこいつ・・・早く何とかしないと・・・」
    呆れる萃香。
萃 香「話し聞いても呆れるしか無いから、もう良い・・・二人の後を行くよ」
鈴 仙「はい(そんなに変なのかな私?)」
萃 香(少なくともあれに惚れるのは、先ず無いと思うのだが・・・)
    二人は守矢神社へと向かう。
???「所で大ちゃん、テレポート治ったらどうするの?」
大妖精「特に何も無いと思いますが・・・若しかしたら外の世界にてレポート出来たら、???さ
    んの家に行ってみたいですね」
???「すげー散らかってるよw」
大妖精「その時は私が部屋掃除して上げます」
???「有り難き幸せ〜♪」
大妖精「うふふ♪」
???「話している内に神社に着いたね」
大妖精「はい」
    守矢神社に到着。

あとがき「ゲスト・伊吹萃香」
ITK「本来なら博麗神社に居る萃香は、この世界では守矢神社に住み着いている設定です」
萃 香「まー私は酒が飲めて寝る所が在ればどこでも良いよ」
ITK「本当に?」
萃 香「まー霊夢が居ないのは流石に寂しいね」
ITK「最初は出す予定でしたが、話の設定上出さない事に成ったのです故に」
萃 香「まーいつかは出て来るんでしょ?」
ITK「いつに成るやら・・・」
萃 香「・・・」

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