大ちゃんの紅魔郷/StageXIII

奇跡の御利厄

    二人は夢の中に入る。
大妖精「夢の中・・・ですよねここ・・・」
???「見たいだね・・・」
    先程来た時よりも、周りが酷く澱んでいる。
霊 夢「漸く来た様ね」
???「で、どうするんですか?」
霊 夢「こうするの!」
    どす!!!
???「え・・・!?」
    大妖精はその場で倒れた・・・
大妖精「???さん・・・」
???「どう言う事ですか霊夢さん!?」
霊 夢「貴方まだ気が付かない様ね、この世界には博麗霊夢などと言う者は居ない、そう、私は博
    麗霊夢では無い」
???「ま、まさか・・・」
紅 白「私は紅白の悪魔・・・」
???「う、うわあ・・・」
紅 白「私はな、紅魔館の戦いに置いて敗れる間際、空間を弄り、大妖精の力を干渉させない様に
    した」
???「お前の所為だったのか・・・」
紅 白「しかし私は死んで居なかった、夢の世界で何故か生き延びていた」
???「貴様・・・」
紅 白「大妖精の力は当初、私にとっては脅威その物だった。私が別の世界に飛ばされる心配が有
    ったからね・・・しかし夢の世界から現実に戻るには大妖精の力が必要なのだ、矛盾して
    いる様だがそう言う事だ・・・そして今大妖精の力を解放差せ現実の世界に戻らせて貰う」
???「お前は霊夢では無いんだな・・・」
紅 白「私の演技、上手かったで有ろう」
???「許さねえ・・・」
紅 白「さて、説明も済んだ所で、私は現実世界に戻らせて貰うよ、大妖精の力を今ここに!!!」
    紅白の悪魔の右手より、大妖精から奪った力が解放されて行く。
???「させるか!!」
    バシュ!
紅 白「なん、だと・・・」
    ???の手には鈴仙より手渡された童子切の太刀があった。
    そして紅白の体は一刀両断される・・・
紅 白「な、なぜだ・・・」
???「お前のミスは、ここが俺の夢の中だと言う事だ!だから俺の好きな様な事が具現化出来る
    んだぜ!」
紅 白「ま・・・さ・・・か・・・」
    紅白の悪魔は再消滅した。
???「大ちゃん大丈夫か!?」
大妖精「・・・」
    大ちゃんを起こしに掛かるが、反応が無い
???「そうだ、ここは俺の夢だから万能薬でも出せば」
    瞬時に万能薬を具現化させ大ちゃんに飲ませた。
大妖精「・・・」
    しかし大妖精に反応は無い・・・
???「くそぉぉぉぉぉぉーーー!!!どうしてこんな事に・・・」
    暫くして???は夢の世界から目が覚める。
諏訪子「おや、起きた様だね」
???「だ、大妖精は!!!」
諏訪子「・・・誰だい?その大妖精と言うのは?」
???「え?」
    俺は全く理解出来なかった。
    大妖精が夢の中で反応無く成ったと同時に、この世界から存在その物が消滅してしまった
    様で有る。
諏訪子「あんたはこの神社に怪我をしたから担ぎ込まれだけだろ?」
???「・・・」
    全く理解できない・・・否、したくない・・・
鈴 仙「あれ、???さん気が付いたのですか、心配しましたよ」
    鈴仙も居る・・・
    消滅と共に、この世界が辻褄合わせが発生した様である・・・
???「・・・家に帰る・・・」
諏訪子「あ〜気を付けてね、鈴仙送って行って上げな」
鈴 仙「はいはい」
    鈴仙の護衛で紅魔館の近くの大妖精の住んでいたとされる小屋に向かった。
???「小屋に着いた・・・でも」
    大妖精はそこに居なかった・・・
鈴 仙「家に送りましたので、私は失礼致します」
    普通に鈴仙は去って行った。
    前迄の事が全く嘘かの様に・・・
???「これから俺はどうすれば良いんだ・・・」
    大妖精が存在し無く成ったこの世界に俺は・・・
???「う、うう・・・うぉぉぉぉ」
    思わず号泣した・・・
    そして辺りは暗くなる・・・
    そして俺は小屋の中で蹲っていた所、戸を叩く音がした・・・
    トントン
    俺は大妖精が帰ってきた・・・そう思って戸を開けた。
    しかしそこに居たのは大妖精では無く、東風谷早苗であった・・・。
早 苗「???さん、一つ聞きたい事が有ったのでお邪魔しました」
???「さ、早苗さん、どうしたんですか、こんな所まで・・・」
早 苗「大妖精という方を覚えていますか???」
???「!?」
早 苗「その顔だと、やっぱり覚えて居る様ですね」
???「何で早苗さんが大妖精を覚えて居るんですか!?」
早 苗「私も外から来た人間ですから、辻褄合わせが起きた時に《外の人間》には記憶は残留して
    居る様です」
???「でも・・・大妖精を覚えて居るからと言って・・・」
早 苗「私の力ご存知ですよね?」
???「え、ええ・・・」
早 苗「奇跡の力を使って元に戻しましょう」
???「ど、どうやって・・・」
早 苗「過去に戻り、大妖精が消滅する前に何とか手を打つんです!」
???「・・・やれるんですか?」
早 苗「やりましょう!私、大ちゃんがこの儘忘れ去られるのは我慢出来ません!」
???「準備は何時でもOKです」
早 苗「では早速行きましょう!」
    早苗の力が時間干渉に奇跡を起こす。
    そして???と早苗は大妖精が攻撃される一歩手前の時間軸に辿り着いた。
    そして・・・
紅 白「こうするの」
    紅白の悪魔の攻撃一歩手前
???「させるかー!!!」
    バシュギーン!
    ???の攻撃で大妖精への攻撃は回避された。
早 苗「さーこちらの時間軸の???さん、紅白の悪魔を倒すんです!」
???「お、おう・・・」
    バシュ!
紅 白「なん、だと・・・」
    紅白の悪魔を倒した。
早 苗「さー時間の歪は修正しました。戻りましょう」
???「はい!」
    二人は時間軸から解放される。
    そして二人は大妖精の小屋に戻る。
早 苗「成功・・・ですよね・・・」
???「だね」
大妖精「何がです?」
    大妖精は生還した・・・。
    そして副産物として大妖精の力も元に戻る事が出来た・・・。
    早苗は大妖精を涙ながら抱き締め、そして二人を残して神社に帰って行った。
???「よかった・・・」
    ???も泣き出す・・・。
大妖精「どうしたんですか行き成り?、そして何で私達家に戻って居るんですか???」
    ???、少女に説明中・・・
大妖精「ははは、もしそれが本当なら、有難う御座います」
???「今回の事でよく分った・・・大ちゃん・・・俺には大ちゃんが居てくれないと悲しいと言
    う事が・・・」
大妖精「???さん・・・私もですよ」
???「だいちゃん(言葉に成らない位震える???)」
大妖精「???さん・・・」
    二人は一晩中手を取り合った・・・(残念ながら性的な意味は無い)
    そして・・
    念願の大妖精の力を使い、一度元の世界に戻って見る事にした。
    勿論、大妖精も一緒に・・・
大妖精「では、行きますよ」
???「ああ・・・」
    時空間テレポート!
    ・・・
    ・・・
    ・・・
    俺は自分の部屋に居た・・・
    そして横には大妖精も居た・・・
    幻想郷に居る間はどうやら時間が一日しか経って居ない感じで在った。
???「さてと・・・自分の世界に戻れたけど何もする事ないやw流石俺w」
大妖精「で、これからどうするんですか?」
???「幻想郷に戻ろっか?」
大妖精「この世界を見て見たい気もしますが、この羽根ですから目立ちますよね・・・」
???「うん、人間しか居ない世界に妖精で羽根が生えてて、髪の毛黄緑とか、目立って仕方無い
    よなwww」
大妖精「では、行きますか・・・」
???「ああ、俺の世界はもう幻想郷の虜だからな・・・」
    そして二人は幻想郷に時空間移動した。
    しかし・・・
    そこには・・・
霊 夢「?」
    何故か霊夢が居た・・・
霊 夢「大妖精、誰その男?」
    しかも何で移動した先が博麗神社で、博麗霊夢が居るんだよ!!!!!!!!!
    一部完。

あとがき「ゲスト・洩矢諏訪子」
ITK「これにて、一部完で締め切らせて頂きます」
諏訪子「最後が何か変な事起きてるが・・・」
ITK「詳しくは二部書いた時にでも書いて行きます、それにしても稚拙な文脈で申し訳ない..
    .orz。思った様に文に纏める感じがどうも苦手な感じでこう成りました」
諏訪子「言い訳乙」
ITK「ま、そんな訳で、次回いつ書くか未定ですので、ゆっくりして行ってね」
諏訪子「おーきもいきもい」
ITK「・・・・・・」

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