大ちゃんの紅魔郷/StageXXIV

何が大事か

大妖精「と、突然何を言うんですか!」
???「もう、何もかもが俺の中で壊れ始めてきた・・・」
    そして辺りの景色が揺れ始める・・・
大妖精「え・・・何これ・・・周りが可笑しい・・・」
    景色が崩壊して行く・・・
???「ギギギッガガガガガ・・・」
    そして俺も可笑しく成って行く・・・
大妖精「一体これはどう言う事なの・・・」
霊 夢「一寸これは一体何なの!」
    霊夢が部屋に入って来る。
    しかし霊夢が来ようとも現実は変わらない。
霊 夢「それに???の様子が変よ」
大妖精「どう言う事なんですか、これは・・・」
霊 夢「分からないわ・・・でも私にはこの事態を止める方法が無いわ・・・」
    そして周りの世界は崩壊して行く。
    一瞬の出来事で有った・・・。
    幻想郷は崩壊した。
    どうして幻想郷が崩壊したのかは全く理解出来ない。
    しかし、霊夢と大妖精の二人はその崩壊した幻想郷の中で意識を保って居た。
霊 夢「どうすんのよこれ・・・」
大妖精「まさか、???さんの自我が崩れたと言う理由で幻想郷が崩壊するなんて・・・」
霊 夢「そんなの有り得ないわね・・・たった一人の人間の自我の崩壊で幻想郷が崩れ落ちるなん
    て・・・」
大妖精「・・・もしかして???さんがこの世界に来た事が発端だから、???さんに何らかの影
    響が有ると、幻想郷に即直結してしまうのかも・・・」
霊 夢「推測に過ぎないのかも知れないけど、大妖精の言う通りなのかも知れないわね」
大妖精「でもこれからどうすれば良いのでしょうか?」
霊 夢「どうもこうもさっぱりだわ・・・」
大妖精「全部私が悪いんだわ・・・」
    泣き崩れる大妖精。
霊 夢「・・・」
大妖精「???さん・・・」
    そして数時間の時が流れる。
    二人の意識も遠退いて行く。
大妖精「もう駄目・・・」
霊 夢「こらー!!、???!!、聞こえているなら返事しろーーー!!!」
大妖精「???さん!!!」
    二人の呼び掛けも空しく、只鳴り響くだけだった・・・
    鳴り響く・・・?
大妖精「崩壊した筈なのに声が鳴り響いていますよね・・・」
霊 夢「と言う事は、私達は鳴り響く箇所を攻撃すればこの空間を打開出来るかも知れないと言う
    事ね」
大妖精「やって見ましょう」
霊 夢「詠唱時間零の夢想封印!!!」
    チュドーーーーーーーーーンン!!!
    霊夢の攻撃で空間が歪み出す。
大妖精「良く分からないですが、効果は有った見たいですね」
霊 夢「取り敢えず続けるわ」
    少女、夢想封印×十連発打ち込み中。
大妖精「空間の歪みから人影が・・・」
霊 夢「よし、そこへ行きましょう!!!」
    そこには???が居た。
???「・・・」
霊 夢「意識が無い見たいね」
大妖精「???さん、確りして下さい!!!」
???「・・・」
    ???の意識は戻らない。
大妖精「どうすれば・・・」
霊 夢「こう言う時は、昔から王子様・・・じゃなくてお姫様のキスで目覚めると言う物よ」
大妖精「え!?」
霊 夢「迷っている暇は無いわ、早く早く!」
大妖精「・・・はい」
    チュッ
???「・・・・・・・・・・・・・・・・・・う・・・」
大妖精「!」
霊 夢「あら、成功したみたいね」
    ???が目覚めた途端、崩壊した幻想郷が再構築されて行く。
大妖精「・・・うわぁーん」
    大妖精は泣き始めた。
???「・・・ん、俺は一体何を・・・」
    その後二人は???に事の経緯を説明。
    ???による幻想郷崩壊は回避された。
大妖精「???さんの自我崩壊が幻想郷の崩壊に直結しているなんて・・・」
霊 夢「これから大変だけど、大妖精、???の事しっかり頼むわよ」
大妖精「・・・はい」
    後遺症のせいか、俺は大妖精の家で養生する事に成った。
    しかもまともに体が動かないと来た物で有る。
    結局俺はどうすればよかったのか・・・
    でも、一つだけ分かった事がある。
    大妖精こと、大ちゃんを悲しませるような事はしては行けない・・・
???「ごめんね、大ちゃん、身の回りの世話させて・・・」
大妖精「???さんは心配しないで下さい、私が好きでやっている事ですから♪」
???「・・・」
    大ちゃんの笑顔が眩しいです。
???「・・・もう、あんな事考えた自分が恥ずかしい・・・」
    苦悩する???。
大妖精「あ、そうそう、???さんの体調が復調しましたら、どこかに出かけましょうね」
???「お、おぅ・・・」
大妖精「そう言えば何か大事な事忘れている気がするのですが・・・」
???「もしかして、霧雨魔理沙の件かな?」
魔理沙「呼んだか?」
    頭の中から、霧雨魔理沙の声が再生され出した。
    何故にか大妖精にも認識出来ている。
魔理沙「そっちの件は片付いたみたいだから、そろそろこちらの世界に来てくれないか?」
???「うーん、行こうにも、この体なんですが・・・」
魔理沙「あちゃー、そりゃどうしようもないな・・・仕方ないから体が治ったら又呼んでくれ、早
    く霊夢に会いたいよ」
???「は、はあ・・・」
大妖精「体調が復調しましたらで良いのですが、どこへ行けば宜しいのでしょうか?」
魔理沙「座標軸はその時に大妖精に直接教えるから安心するんだぜ」
大妖精「はい」
魔理沙「じゃ、私は退散すれぜ」
    魔理沙の声は無くなる。
大妖精「でも、結構時間が掛かるかも知れませんね」
???「だね、どうにも体が動かないしね」
大妖精「ふふふ」
???「でも、問題が一つ」
大妖精「問題?」
???「そのー・・・下の世話(ぼそっ)」
大妖精「・・・・・・・・頑張ります(赤面)」
???「お、おぅ・・・」
    幻想郷の復活まであと少し。
    そして???の今後やいかに?

あとがき「ゲスト・霧雨魔理沙」
ITK「次話で、第二部完結します」
魔理沙「なんか鬱展開になって閉めれるか心配だったんだぜ」
ITK「まー何とか閉めます、最悪投げっぱなしジャーマンでも・・・」
魔理沙「そんな事したら大妖精から刺されるぞ(笑)」
ITK「まーそう成らない様に何とか善処します」
魔理沙「で、第三部は?」
ITK「一応第二部で閉めて、やる気が起きたら書く。で、第三部にもし行ったらそれで終わらせ
    ます」
魔理沙「期待して無いぜ」
ITK「ふぁっ!!」

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