| あれから数日、???こと自分は未だに体が復調せず、寝たきり生活で有る。
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大妖精 | 「それにしても全然治りませんね」
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??? | 「全くだよ、どうやったらこんなに体が言う事聞かなく成るんだよと」
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大妖精 | 「気長に頑張りましょうね」
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??? | 「だね」
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大妖精 | 「そういえば、体調が元に戻ったらどうします?」
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??? | 「魔理沙の所に行って幻想郷を完全に戻して、そして・・・どうしようか・・・」
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大妖精 | 「改めて考えて見ますと何して良いか分かりませんね」
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??? | 「うーん、まー前々からずっと考えていたけど、幻想郷に住むのも悪くないかなと・・・」
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大妖精 | 「・・・えっ」
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??? | 「どしたの?」
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大妖精 | 「じゃあ・・・私と一緒に・・・」
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??? | 「幻想郷には色んな女の子が一杯居るから、ヒャッハーしまくりたいから・・・と言うのは
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| 冗談で、まあそろそろ決意しようと思ってね」
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大妖精 | 「・・・嬉しいです」
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??? | 「うん、いつ迄も一緒に居てくれるかな、大ちゃん?」
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大妖精 | 「はい(泣)」
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| 二人はそっと抱き合う。
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| 何だかんだと平和な今日この頃に成った訳である。
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| その後、???の体調は復調し、魔理沙に会いに行き、幻想郷は元に戻る事に成った訳で
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| 在る。
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| 幻想郷が元に戻ってからの二人は、それはそれは幸せな日々を送ったと伝聞する。
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阿 求 | 「ふぅ・・・幻想郷分離事件の記載は何とか終わりましたね」
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小 鈴 | 「私達の知らない所で、大変な事が有った物ですね」
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阿 求 | 「この様な大変な異変は文字に残して置く事で、後世に伝える良い書物と成るでしょう」
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小 鈴 | 「その後二人はどうして居るんですか?」
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阿 求 | 「今は、博麗神社の麓に村に家を建てて二人静に暮らして居るそうよ」
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小 鈴 | 「オチが余りにも平穏ですね、もっと何か波乱が有れば面白いのですが」
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阿 求 | 「本居さん、事実は面白ければ良いと言う物では有りません、客観的に忠実に記すだけで良
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| いのです、変な脚色は不要です」
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小 鈴 | 「でも、今も現在進行形と言う事なのですから、これから面白い展開に成り得る可能性が有
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| りますよね」
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阿 求 | 「ええ、私達が面白い展開に変える事も可能です」
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小 鈴 | 「でも、私達は部外者ですよね・・・この異変に置いては・・・」
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阿 求 | 「さーどうでしょうか・・・w」
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| 幻想郷の記録はひっそりと記録されて行く。
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| しかしそれも飽く迄幻想郷の歴史の本の一部に過ぎない・・・
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| そして、博麗神社にて・・・
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霊 夢 | 「所で大妖精達は元気にやっているの?」
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チルノ | 「おう、昨日行って来たが元気にしていたぞぉ」
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霊 夢 | 「ふーん、私もたまには様子見に行って上げようかしら」
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魔理沙 | 「まー二人の生活を余り邪魔しちゃ悪いんだぜ」
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霊 夢 | 「あんたがそれを言うのかしらw」
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魔理沙 | 「おいおい、酷いな霊夢、これでも相手の事を気遣い出来る神経は有るんだぜ」
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チルノ | 「魔理沙が言っても説得力無いな」
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霊 夢 | 「全くね」
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魔理沙 | 「ひ、ひでぇ〜」
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| 和気藹々な今日この頃。
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| そして紅魔館では・・・
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レミリ | 「・・・暇ね、???の家に行って暇潰しでもしようかしら」
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咲 夜 | 「お供致しましょうか?」
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レミリ | 「大丈夫よ、私一人で行って来るわ」
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フラン | 「あ、御姉さまズルイ!私も行く!」
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レミリ | 「ふふふ、フランも行きたいのね、咲夜、二人で出掛けて来るわ」
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咲 夜 | 「日傘を二つ用意して置きますので、少々御待ち下さいませ」
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フラン | 「元気にしてるかな〜」
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レミリ | 「ふふふ」
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| そして・・・
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| 博麗神社の麓の村の???の家にて・・・
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??? | 「・・・まさかこの年に成ってから畑仕事をする羽目に成るとは思わなかったなあ・・・」
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大妖精 | 「でも自給自足も良い物でしょ、ね?」
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??? | 「ははは、まあダイエットには良いけど、腰に負担が大きいで御座るwww」
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大妖精 | 「文句言ってないで、しっかり仕事して下さい」
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| 尻に敷かれる???で在った。
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| 結局二人は村で平穏に暮らして居るだけで在る。
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| 村に住むに辺っては、霊夢の助言により、何事も無く住む事が出来た訳である。
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| 最初の内は外来人の???は問題無かったが、妖精が一緒と言う事で、かなり村人から微
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| 妙な目で見られていた訳なのだが、そこは???の頑張りと、大妖精の健気さが村人達か
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| ら支持を受ける事に成り、旨くやっている感じで在る。
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| ちなみに村人からは二人の事は夫婦と思われて居る。
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| 強ち(あながち)間違いでは無いが、まだまだ二人は恋人未満と恋人以上の境界が曖昧な
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| 関係と言う感じで在る。
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??? | 「ねえ大ちゃん」
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大妖精 | 「何ですか???さん?」
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??? | 「俺と居て良かった?」
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大妖精 | 「・・・はい(笑顔)」
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??? | 「そっか・・・」
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| 大妖精が作った御握りを食べながら二人寄り添って話す。
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??? | 「・・・さて、畑仕事に戻るか」
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大妖精 | 「私は洗濯物が有りますので、一旦家に戻りますね」
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??? | 「頼んます〜♪」
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大妖精 | 「今日は何食べたいですか?」
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??? | 「大ちゃんが作る物なら何でも美味しいから何でも良いよ〜♪」
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大妖精 | 「もう、???さんったら〜♪」
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| 熱々な二人で在る。
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??? | 「そう言えば小川に洗濯桶置いたまんまだったな、大ちゃんに返して置かないと」
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| そそくさと小川の方に行く???。
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| そしてその小川にて、一人の女性が倒れて居た・・・
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女 性 | 「ううぅ・・・」
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??? | 「だ、大丈夫か!?」
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女 性 | 「うう、私の・・・」
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??? | 「し、確りしろ!」
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女 性 | 「隙有り!」
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??? | 「ひょえ〜!」
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女 性 | 「作戦成功、至急寺に戻ります」
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| 女性は???を抱えて、何処(いずこ)へと去って行く。
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大妖精 | 「さー今日は何にしようかなあ〜」
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| 事が起きた事を知らない大妖精。
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| そこへ先程述べた幾人かが???と大妖精に会いに訪ねて来る。
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| しかし事の異変は又後日に語ると致します。
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| これにて第二部のお話を終了とさせて頂きます。
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