大ちゃんの紅魔郷/StageXXXI

孤軍奮闘三月精

    ここはと有る三妖精の木の家。
サニー「ねえねえ聞いた?あの大妖精が所帯を持ったんだって?」
ル ナ「へぇ〜どこからそんな情報仕入れたの?」
サニー「例の如く、『文々。新聞』」
    サニーから新聞を受け取るルナチャイルド。
ル ナ「ええ、何々、あの地味だけど妖精界の美少女が、外から来た人間と同居生活、これは人種
    の壁を越えた真実の愛か?はたまた愛は盲目という事か!今後の展開に期待!・・・」
サニー「でしょ?」
ル ナ「ふむふむ、大ちゃんも大人の階段に上ったという所かしら?」
サニー「先を越された感じね?」
ル ナ「いやいや、私はそんな年齢でも無いでしょ」
サニー「あら、強がり?」
ル ナ「それを言うならサニーも私と似たような歳でしょ?」
サニー「だね(笑)」
ル ナ「それにしても大ちゃんがこう成ったと言う事は、チルノは寂しいんじゃ無いかな?」
サニー「かもね・・・よし私達でチルノを慰めにでも行こうか」
ル ナ「大妖精の事をネタに単にチルノと遊びたいだけじゃ無いの?」
サニー「それは言いっこ無しよ」
ル ナ「はぁ・・・」
スター「二人とも、朝御飯が出来たから運ぶの手伝って」
サ・ル「はーい」
    三人食事を取り、そしてチルノの家へと向かった。
チルノ「ぐ〜」
    只今チルノ睡眠中。
サニー「チルノ!遊びましょう!」
ル ナ「・・・応答が無いわね、まだ寝てるのか、出掛けて居るのかな?」
スター「うーん、家から冷気が出ているから、多分居ると思うんだけど」
チルノ「・・・」
    チルノは外からの声に目が覚めた。
チルノ「ん〜誰か来たのか?」
サニー「チルノ起きろ〜」
チルノ「・・・サニー達か・・・」
    窓から三人が居るのを確認。
チルノ「何か用か?」
サニー「新聞見てチルノが寂しく無いか来てやったぞぉ〜」
チルノ「どう言う事だ?」
サニー「大ちゃんがあの男に盗られて、チルノが寂しいと思ったんだけど」
チルノ「あの男は、アタイは認めているから全然そんな事は無いよ」
サニー「へーそうなんだ」
ルーミ「そーなのかー」
サニー「ふぁっ!!」
    いつの間にルーミアも登場。
ルーミ「遊びに来たのかー」
チルノ「そう言えば遊ぶ約束してたね」
ル ナ「でも、本当は寂しくない?」
スター「うん、チルノちゃん強がってないよね?」
チルノ「そんな事これっぽっちも思ってないぞ、ルーミア遊びに行こう」
ルーミ「行くのかー」
    何やら逃げる様にして去って行くチルノとルーミア。
サニー「・・・」
ル ナ「強がって居るのかな?」
スター「かもね・・・帰ろっか?」
    三人は空気を察して家に帰って行く。
    そして・・・
ルーミ「チルノ・・・本当は寂しいのかー?」
チルノ「・・・ルーミアには隠し事出来ないな・・・だって、いつも遊んでいた大ちゃんが、突如
    あの人に盗られたんだから・・・確かにあの人は良い奴だけど・・・でもやっぱり大ちゃ
    んが・・・ぐすん」
    泣き出すチルノ。
ルーミ「チルノ泣いてるのかー」
チルノ「ぐすんぐすん」
ルーミ「だったら、会いに行こうよ、盗られたからと言って、会えない訳じゃ無いんだから」
チルノ「でも・・・大ちゃんの邪魔しちゃ悪いし・・・」
    チルノはチルノなりに大ちゃんを気遣っている。
ルーミ「チルノ・・・」
チルノ「・・・」
    と、そんな時・・・
***「本当にそれで良いのか・・・」
チルノ「!」
    チルノの脳裏に謎の声が聞こえる。
ルーミ「どうしたのかーチルノ?」
***「あの男が邪魔だと思わないのか?」
    違い・・・アタイはそんな事思って居ない。
***「強がってもお前の心の奥深くでは、憎くて仕方ないのだろう、あの男が・・・」
    やめろ・・・アタイはそんな事・・・
***「邪魔ならば消してしまえば良かろう・・・お前にはその力が有る」
    アタイハ・・・
***「なんなら私が力を貸そう・・・」
    ヤ・・・メ・・・ロ・・・
ルーミ「チルノ、大丈夫か」
    チルノの体を揺さぶるルーミア、一応ルーミアにもチルノの脳裏の声が聞こえている様で
    有る。
***「邪魔するな!」
    ルーミアはチルノの体を借りて、氷の衝撃波を腹部にまともに受けて大ダメージ。
ルーミ「チルノ・・・誰か・・・チルノを・・・」
    と、そこへ颯爽と三妖精が登場。
サニー「何か嫌な予感がしたから家に戻らず来て見たら・・・」
ル ナ「なんて禍々しい雰囲気・・・」
***「ふ、雑魚が・・・」
    サニーとルナは衝撃の攻撃を受けるも、辛うじてグレイズする。
    何か有った時の為にスターサファイアは物陰で待機、そして何か有った為に援軍を呼びに
    撤退。
    ***の操る力で二人はかわすのが精一杯。チルノを傷付ける訳には行かない・・・
スター「霊夢さんを呼びに行って来る・・・それ迄耐えて二人とも・・・」
***「フフフハ、チルノの体を完全に取り込む事が出来たぞ・・・この憎悪の気持ちが我が糧と
    成る!!!」
    二人は防戦一方・・・
ル ナ「早く・・・誰か来て・・・私達じゃどうにも成らない」
サニー「チルノ・・・」
***「さて・・・この二人を片付けて、あの男の所に行こうぞ」

あとがき「ゲスト・サニーミルク」
ITK「珍しく、???も大妖精も出ない話に成りました」
サニー「行き成り出てきた私たち三月精のメンバーが主軸とは・・・」
ITK「まあ、チルノの気持ちをいつか書きたいと思っていたので、その為の参戦と言う感じです」
サニー「で、***とは?」
ITK「それは今後の展開で明らかに」
サニー「本当は何も考えてないでしょ?」
ITK「大丈夫、今回は仮草案は頭の中にありますからw」
サニー「は、はあ・・・」
ITK「それにしても連載感覚が伸び伸びで申し訳無い」

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