ららら/參話

電光石火

    ジリリリリリリリリリリリリリィ〜
    朝が来た。
亮 太「ああもう朝か・・・・ぐおぉぉぉ〜」
    目覚ましの音もものともせず再び眠りに就いた。
ほたる「あ〜ねむたひ・・・す〜す〜」
    ほたるも同様再び眠りに就いた。
ららら「充電完了済み・・・待機します」
澄 子「こおらあぁぁぁぁぁぁぁ!!!いつ迄寝むっとんだぁぁぁぁぁ!!!」
    亮太の頭に向かってオタマで殴りつけた。
亮 太「あいつぅぅぅぅ、おばさんいい加減人を殴るのも止めてくれないかなあ」
澄 子「あんたが目覚ましで起きないからいけないんだろ」
亮 太「ごもっとも」
澄 子「あれ?なんでほたるもここにいるんだい?まさか亮太、うちの子に手を出したのかい!」
亮 太「命にかけて何もしてません!」
澄 子「本当だろうねえ」
亮 太「本当です、ほたる、お前からも言ってやれよ」
ほたる「ぐぅぅぅぅぅ〜」
澄 子「いつまで寝てんだこの子はぁぁぁぁぁ!!!!!」
    朝からハイテンションな澄子おばさんであった。
    で、因みにらららは見つかるといけないので押入の中に眠っています。
澄 子「さー早い所、飯食って学校へ行きな!」
亮 太「頂きま〜す・・・」
ほたる「頂きま〜す」
    ガツガツガツガツガツ
ほたる「お兄ちゃん服が乱れてるよ」
亮 太「あ、そうか〜」
ほたる「もう、だらしないんだから・・・」
亮 太「返す言葉もありません」
澄 子「あ、亮太、ほたる、学校の帰りに買い物行っといてくれ、これがメモとお金、ほい」
亮 太「えええ〜」
澄 子「つべこべ言わない、今度はフライパンで起こしてやろうか?」
亮 太「行かせて貰います」
ほたる「頑張ってねお兄ちゃん」
    ゴチン
    ほたるの頭に拳骨(げんこつ)
亮 太「お前も行くんだよ」
ほたる「イタイ・・・」
澄 子「おいおい、早い所出ないと遅刻するよ」
亮 太「あ、本当だ・・・」
    亮太はほたるを抱えて大急ぎで学校へ向かった。
澄 子「なんだかんだ言ってもあの二人意気が合ってるもんかなあ〜」
    スタタタタタタタタタタタタ
    時速50km並のスピードで自転車を爆走させる亮太。
    ちなみに後ろの席にはほたるが座っている。
亮 太「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお〜」
ほたる「頑張れお兄ちゃん」
亮 太「任せとけ〜」
    チュドーーーーーーーーン!!!
    ギリギリセーーーーーーフ。
五 月「あら、今日も仲良く登校?」
亮 太「仕方ねえだろ、家が遠いのに自転車は一つしか無いんだから・・・(澄子おばさんはケチ
    だし・・・)」
五 月「早く行くわよ、亮太」
亮 太「ああ、ちょっと待ってくれ・・・あ、いたいた」
    亮太達がいるところへほたるの同級生、福田美鷺と上坂鮎美が近づいてくる。
美 鷺「亮太先輩パス!」
亮 太「ほいよ」
    ほたるを美鷺の方へパスした。
亮 太「じゃあ頼んだぞ美鷺ちゃん、鮎美ちゃん」
美 鷺「任されます!」
鮎 美「あ、ど、ど、どうも・・・」
    ほたるを連れて美鷺と鮎美は去っていく。
五 月「まるっきり宅配便の物扱いねえ〜」
    毎度の事ながら呆れる亮太の同級生五月。
亮 太「さ、俺達も早く行くぞ」
五 月「亮太に言われる迄も無いわよ」
    スタスタスタスタスタ・・・
亮 太「ふぅ〜今日もギリギリセ〜フ・・・皆勤賞継続中」
五 月「毎日毎日よくやるわよねえ〜」
亮 太「まあその御蔭(おかげ)で自転車のパンクは今年に入って4回目」
五 月「ふふふふふ(失笑)」
亮 太「と、それより、一限の用意を・・・わああ」
ゆうじ「りょ〜た〜」
亮 太「出たぁーーー!!!ってゆうじじゃないか」
ゆうじ「置いて行くなんて酷いよおぉぉぉぉ〜」
亮 太「わり、忘れてたんだ」
ゆうじ「恨んでやるぅぅぅ」
亮 太「本気(まじ)悪かった」
ゆうじ「・・・まあいいけど、そういえばあの屋敷の奥はどうなってたんだ?」
    キーンコーンカーンコーン(一限の始まりの音)
亮 太「そのことは昼休みに屋上で話そうな」
ゆうじ「分かったよ」
五 月「何があったの?(小声で)」
亮 太「・・・これは男同士の話なんだ(中声で)」
五 月「はいはいどうせ私は除け者ですよ〜だ(ぷんぷん)」
亮 太「・・・・・・(おいおい)」

あとがき「ゲスト・ほたる」
ITK「早くも三話目登場!」
ほたる「物凄く連載が早いですねえ」
ITK「いや・・・暇だし」
ほたる「それはそうと、私とお兄ちゃんの関係はどうなるの?」
ITK「いや、まだつっこんで書く予定は何もないけど・・・」
ほたる「えぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!(暴走中)」
ITK「どわあああああああ〜(悲鳴)」
    遙か彼方に飛んで行くITK。
ほたる「あーすっきりした」

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