ららら/捌話

功を奏す

ゆうじ「う〜ん・・・」
    ゆうじに家に来てもらって、らららを調べている。
ゆうじ「亮太、すごいぞこれ・・・」
亮 太「すごいってなにが?」
ゆうじ「体の所々が機械化されているけど、基本的に人間と変わんないぞ」
亮 太「そうなんだ」
ゆうじ「こんなの作った人天才だぞ・・・」
亮 太「で、具体的には?」
ゆうじ「・・・とりあえずすごいってとこだけ」
亮 太「それだけ膨大な機械を持ってきてそれだけかぁーーー!!!」
    思わずゆうじにナガタロックをかける亮太。
ゆうじ「くるしぃ〜」
    というわけで結局結論はすごいということだけ・・・
    調べるべきことも終わったのでまた膨大な機械を持って帰るゆうじ。
亮 太「で、これからどうすんだ?」
ららら「今はあなたが私のマスターですから、何なりとご命令を・・・」
亮 太「なんなりとねえ〜(ニヤリ)」
ららら「あ、あのそういう意味でわ・・・」
    意味を察知したのか思わず赤くなるららら。
亮 太「どういう意味?いってみな(笑)」
    ゆでタコのごとく赤くなるららら。
五&ほ「じぃぃぃぃぃーー」
    亮太を睨む二人。
亮 太「ちょっとからかっただけだ・・・って、おいそのてにもっているものは・・・」
五 月「問答無用!」
ほたる「お兄ちゃんの馬鹿!!!!」
亮 太「ひええええ〜」
    ドゥコォーーーーン!!!
    ものの見事に家から吹っ飛ばされる亮太。
    そして数刻後。
亮 太「じゃあな五月」
ほたる「またね五月さん」
五 月「色々あったけど楽しかったわ」
    五月は二人に別れを告げ帰っていく。
五 月「結局私何しに来たのかしら・・・」
    つぶやきながら帰路につく五月。
    その帰り道。
相 馬「きみ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」
五 月「私ですか?」
相 馬「この写真の子に似た子を見かけませんしたか?」
五 月「い、いえ・・・この子は?」
相 馬「ちょっと迷子の子を探してるんです、もし見つけたらこちらの方までご連絡お願いします」
五 月「はい・・・」
    電話番号が書かれた紙を受け取る五月。
相 馬「では失礼」
    男はどこへと去っていく。
五 月(写真の子、らららちゃんに似ていたわねえ・・・)
    帰宅後桜部家に電話。
五 月「もしもし亮太くんいますか?」
澄 子「あー亮太だね、亮太!五月ちゃんから電話だよ」
    ドンドンドン
    階段から急いで降りてくる亮太。
亮 太「ああ、なんだ五月?」
五 月「さっきね、らららちゃんを探している人にであったの」
亮 太「もしかしてらららがいっていた敵か?」
五 月「わかんないけど、その人見るからに怪しい黒服にサングラスをしていたわ」
亮 太「五月はそいつに何って答えたんだ?」
五 月「一応知らないって答えたわ」
亮 太「そうか、ありがとうな知らせてくれて」
五 月「うん、じゃあそういうことだから」
亮 太「ああ・・・と、五月」
五 月「なに?」
亮 太「いや、あの・・・なんだその・・・」
五 月「なによ、はっきり言って」
亮 太「・・・・・・明日の祝日ひまか?」
五 月「・・・習い事ビッシリつまってるけど」
亮 太「そうか・・・」
五 月「祝日に何かするの?」
亮 太「いや、ちょっと・・・映画のチケットを手に入れたんだけど・・・」
五 月「なんで私なの?ほたるちゃんは?」
亮 太「最初はその予定だったんだけどな、ついさっき風邪をひいてぶっ倒れたんだ・・・」
五 月「お気の毒に(笑)」
亮 太「やけに喜んでないか・・・」
五 月「あ、そんなこと無いって・・・」
亮 太「習い事があるならしかたないか・・・」
五 月「だ、大丈夫、なんとか時間を作るから」
亮 太「そうか」
五 月「だから私いけるよ」
亮 太「なら明日10時に五月の家に行くからな・・・」
五 月「うん、わかったわ」
亮 太「じゃあな」
    ガチャン
五 月「もしかして・・・これってデート・・・」
    少しの間呆ける五月。
ばあや「五月御嬢様どうなされました?」
五 月「うふふふふふふふ・・・」
ばあや「御嬢様、御嬢様」
五 月「あ、ばあや」
ばあや「どうなさったのです?」
五 月「えっと・・・ばあや、明日の習い事すべて休ませて」
ばあや「い、いきなり何を言うのです」
五 月「おねがいばあや」
ばあや「い、いけません御嬢様、ま、まさかまたあの亮太とか言う若者に会いに行くのですね」
五 月「ど、どうしてわかったのばあや」
ばあや「御嬢様が習い事を休むときは病気の時以外は亮太殿のことだけですからね」
五 月「ばあやには完全に見通されてるね」
ばあや「何年おつきあいしていると思っているのですか」
五 月「ふふふ、じゃあそういうことだから御父様にはばあやから言っておいてね」
ばあや「はいはいわかっていますよ」
五 月「ありがとう、ばあや」
    ばあやとの会話も終わり部屋に戻る五月。
五 月「亮太とデートか・・・明日何を着て行こうかなあ」
    喜びを顔にあらわしながら服を選ぶ五月。
    そして茶の間にて。
五月父「母さん、五月は何を喜んでおるのだ?」
五月母「なにやら明日デートだそうです」
五月父「ほう、その相手は?」
五月母「亮太ちゃんですよ、昔一度二人が小学校の頃に遊びに来たことがありましたよね」
五月父「ほう、あの子か・・・確かあの子はついぞこちらの街に転校してきたそうだな」
五月母「はい」
五月父「母さん、五月に習い事を休むことは許すが、代わりにその亮太という子に我が家に来るよ
    う言っておきなさい」
五月母「はい、朝でかけるときに伝えておきます」
五月父「うむ」

あとがき「ゲスト・五月」
ITK「予定していた話と完全にそれてきたなあ・・・本来学校の方を舞台にするべきなのに」
五 月「まーいいんじゃないんですか」
ITK「これじゃあ、予定していたキャラ全員出し切れ無いなあ、50人以上考え済みなのに」
五 月「・・・50人は多すぎませんか?キャラがかすむ気がするけど」
ITK「たしかに、前に登場させた神輿三姉妹、福田美鷺、上坂鮎美なんかは今後登場するかどう
    か怪しいし、そこそこ自粛しておかないといけないなあ、男はどうでもいいけど(笑)」
五 月「そもそもこのお話がどれくらい続くかによってだと思いますよ」
ITK「もう終わりが近いかも(笑)」
五 月「またまた」
ITK「冗談と言い切れない所が辛い・・・」
五 月「・・・・・・」

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