ららら/拾壹話

学校の日常

亮 太「とりゃーーーーー!!!」
    ズギャン
ゆうじ「ぐえええ〜」
    ただいま体育での柔道の組み手の練習。
亮 太「おいおい軽く投げただけだぞ・・・」
ゆうじ「亮太の軽いって豪快だよ」
亮 太「ハハハハハハハハ」
    和む二人。
先 生「男子は次は受け身の練習だ」
五 月「女子は?」
先 生「腕立て腹筋背筋を二十回ずつだ」
    どたばたどたばた
亮 太「先生、トイレ行って来てもいいですか?」
先 生「とっとと行ってこい!」
亮 太「ほーい」
    トイレに向かってダッシュする亮太。
亮 太「はあ〜なんでこんなかったるいことしなきゃいけないんだろうねえ〜」
    一人トイレで嘆く亮太。
    用を済ましてトイレから出たところに一人の女性がたっていた。
    そう、亮太の担任の御影先生。
御 影「あら桜部くん、体育の授業をさぼっているの?」
亮 太「トイレに行っていただけですよ」
御 影「あらあら」
亮 太「で、そういう先生は何をしているんですか?」
御 影「ひ・み・つ」
    照れながらいう。
亮 太(いい年こいてそんなこと言うもんかなあ〜)
御 影「なにか悪いこと考えているでしょう」
    亮太の顔に自分の顔を近づける
亮 太「いえいえ何もよからぬことは考えてないです、はい」
    汗だしまくり状態。
御 影「そう、私の気のせいかしら」
亮 太「そうです、気のせいです」
御 影「残念ねえ〜、それより早く授業に戻らないと」
亮 太「イエッサー」
    体育館に戻る亮太。
    その場にいた御影は携帯をかけだした。
御 影「博士、うちの学校にはそれらしき人物はいないようです」
博 士「そうか、引き続き町内の調査を頼む」
御 影「わかりました」
    カチャ
    電話を切る。
御 影「何でこんな任務引き受けたんだろう・・・姉さん・・・」
    寂しく言葉を吐く御影。
    で、体育館に戻った亮太。
亮 太「あれ?みんなは・・・」
    体育館には誰もいなかった。
亮 太「・・・あれ」
    外をのぞき込む。
亮 太「マラソンでもしているのか・・・」
五 月「何やってるの亮太?」
亮 太「どわあっ五月!!!」
五 月「男子はマラソンにでていったわよ」
亮 太「女子は?」
五 月「同じくマラソンの準備をしているわよ」
亮 太「で、何で五月だけここにいるの?」
五 月「あんたのおもり役」
亮 太「え?」
五 月「学校中私達が仲がいいの周知の事実だから」
亮 太「・・・・・・」
五 月「なんでか先生や他の女子とかが気を回してくれたみたいなの・・・」
亮 太「なんだかなあ・・・」
    ため息が漂う今日この頃。
亮 太「じゃあ行くか五月」
五 月「そうね、そういえばあれから大丈夫?」
亮 太「ああ、不気味なくらい平和だよ」
五 月「うちも平和。でも家の修理で大変だった」
亮 太「そういえば今はどこにすんでるの?」
五 月「近くのマンションに家が復旧するまで泊まってるの。家族は別のマンションに泊まってい
    るから今は一人暮らしを体験中」
亮 太「だいじょうぶなのか?」
五 月「か弱い女性が一人暮らしを、でしょ」
亮 太「そう」
五 月「大丈夫よ、ばあやがたまに訪ねてくるし、そこのマンションの警備員は一時的に増員した
    し」
亮 太「さいですか」
五 月「さー立ち話はここまでにして授業に戻ろ」
亮 太「ああ」
    一方その頃。
ほたる「うぅぅぅぅぅぅ〜」
美 鷺「ほたるちゃん、ほたるちゃん、寝ちゃ駄目だよ(小声)」
鮎 美「起きてよほたるちゃん・・・」
ほたる「もうたべられない・・・」
先 生「くおおおおらあああああ桜部!!!」
ほたる「ぐぅぅぅぅ〜」
先 生「いい加減におきんかあああ!!!!!!」
ほたる「ぐううううううううう〜」
先 生「あああああ、廊下にたっとれえええ!!!!」
鮎 美「ああ・・・」
美 鷺「通算四十九回目」
鮎 美「毎回毎回・・・」
ほたる「ぐうううううう〜」
    立たされながらもまだ眠り続けるほたる。
先 生「上坂、福田、どうにかならんのか・・・」
鮎 美「こればっかりは・・・」
美 鷺「私達には手がおえないよ・・・」
先 生「胃が痛い・・・胃薬胃薬」
    これがほたるのクラスの日常風景であった・・・
ほたる「あ、また私たたされてるんだ・・・ぐうぅぅぅ〜」
    懲りないほたるであった。

あとがき「ゲスト・ほたる」
ITK「話らしい話がつくれねえ〜」
ほたる「これからどうなるのかなあ」
ITK「なんとしてでも、初期の頃考えていた展開へとつなげていこうと・・・」
ほたる「どんな展開?」
ITK「かなり破滅的なものに・・・」
ほたる「・・・・・・」
ITK「ただかなりそれまでに中間の話を書きまくらなきゃいけないと思う」
ほたる「大変ですねえ」
ITK「まあなんとか頑張ります」
ほたる「ぐぅ〜(立ち寝)」
ITK「・・・・・・」

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