ららら/拾漆話

謎の破壊

    追試日の朝。
亮 太「ぐ〜」
    気持ちよく亮太達は眠っていた。達?
五 月「きゃーーー遅刻するーーー」
    五月は自分が風邪をひいていることも忘れてすっとんだ。
    そして亮太とほたるを大揺すりで起こし始めた。
五 月「亮太、早く起きないと遅刻よ!早く起きて!」
亮 太「う〜ん、えええええええええ!!!!!」
    亮太はすっ飛んで起きた。
    ドタバタドタバタドタバタ・・・
    そんななからららとほたるはマイペースに起きて、なぎげなくテレビをつけた。
亮 太「おい、テレビなんか見ている場合じゃ無いぞ、ほたるも早く着替えろ」
ほたる「え〜でもテレビが〜」
亮 太「だあーーーーーーー、んばことやってる場合か!今すぐ着替えさせてやるーーー!!!」
五 月「えっ、あっ」
    亮太はほたるを隣の部屋に服とらららをほおりこんだ。
ほたる「お着替え完了!」
五 月「ちょ、ちょっと亮太、仮にも女の子の・・・」
亮 太「いつものことなんだよこれ・・・」
五 月「い、いつものことねえ〜」
亮 太「昔からほたるは鈍くさいから遅刻しそうなときは俺がいつも着替えさせている」
五 月「へえ〜」
亮 太「だーーそんなんじゃねえよ、ほたるだって気にしてないし」
ほたる「ぽっ」
亮 太「何赤くしてんだーーーーそれにおまえが前に着替えさして〜って頼むから仕方なくやって
    んじゃないか」
ほたる「知らないよ〜」
亮 太「だーーーー」
五 月「一応、ほたるちゃんはいとこだけど女の子なのよ、ちゃんと扱わないと」
亮 太「これからは気をつけるって〜」
五 月「本当かなあ〜」
亮 太「本当だって、それより五月、おまえも早く着替えた方がいいんじゃないのか?」
五 月「あ゛」
    五月の格好はパジャマが乱れた状態だった。
五 月「見ないでーーーー!!!!」
    亮太に枕を投げつける、ノックアウト亮太。
ららら「ねえ、マスターどこのチャンネルにしても同じニュースやっているよ」
亮 太「4チャン、6チャン、7チャン、9チャン、10チャン、12チャンもか?」
ららら「うん、どこも同じ」
亮 太「どれどれ」
五 月「ちょっと亮太テレビなんか見ている暇なんか無いわよ」
T V「今日の朝6時頃、港高校並びに街のいたるところで爆発騒ぎがありました」
亮 太「ば、爆発ーーーー!!!」
T V「なお、この爆発による影響のため港高校は臨時休講になります」
ア ナ「で、爆発の原因は何でしょう?」
T V「爆発の現場の近くに住んでいた人の証言によると、何者かが戦っていてミサイルが飛んで
    きたとも言っていますが、確かなことはわかりません」
五 月「おまたせー、亮太、ほたるちゃん早く行きましょう・・・どうしたの?」
亮 太「・・・学校が爆破したって・・・」
五 月「えっ」
    五月もテレビを見る。
ほたる「ほえ〜見事に校舎の一部がぶっ飛んでる」
五 月「・・・で、テストは?」
亮 太「テレビでは休講になるって言ってたけど」
五 月「あらら・・・あれ学校に知っている人たちがうつっているわ」
    テレビの無効に港校の生徒が何人もいた。
    ・・・追試を受ける予定の人たち・・・
神輿霧「びっくりしましたよ、追・・・いえ朝練できたら学校がこんな状態になっているなんて・
    ・・ひどいです、私達の学校を困難にするなんて・・・」
杉 下「まったくこれじゃあ、追・・・いや野球ができ無いじゃないか」
    テレビの前で亮太達はやや苦笑。
ららら「あのう、これからどうなるんですか?」
亮 太「五月、学校の電話通じるかな?」
五 月「ええ、一応追試の日程とかも聞いてみるわ」
    電話機の前で、電話番号をさぐる。
ほたる「やったーこれで今日は遊べるね」
    ポカ
    ほたるの頭に拳骨(げんこつ)する亮太。
ほたる「痛〜い、何するのお兄ちゃん」
亮 太「学校が吹っ飛んで喜んでいるんじゃないって」
ほたる「でも〜」
亮 太「でもじゃない!」
ほたる「うぅぅ〜」
ららら「・・・・・・」
亮 太「どうしたららら?」
ららら「まさかと思いますけど、これって」
亮 太「俺達を襲った奴らの仕業か?」
ららら「多分そうだと思います、こんなことできるの他にいないと思います」
亮 太「う〜ん・・・」
五 月「もしもし、港高校ですか?」
事 務「はいこちら港高校です」
五 月「あのう、追試日程というのはどうなるのでしょうか?」
事 務「えええ・・・今のところなんとも言えない状態で・・・」
五 月「そうですか」
事 務「日程が決まり次第、新聞、学校の前の掲示板、もしくは追試日程者などに追って連絡する
    ことにしています」
五 月「わかりました、ありがとうございました」
    ガチャン
五 月「学校の掲示板か追って連絡だって」
亮 太「早いところ決まってくれよ〜」
五 月「さて、今日は気晴らしに買い物にでも行きましょ」
ほたる「そうそう、お兄ちゃんに買って欲しい服があるんだ〜」
五 月「私は何をかってもらおうかなあ〜」
亮 太「おい・・・」
    五月とほたるは亮太の腕をそれぞれつかんで部屋を出た。
ららら「両手に花ですね、マスター」
亮 太「・・・・・・ははははは」
    港駅に向かう四人であった。

あとがき「ゲスト・ほたる」
ITK「え〜学校で起きたことは後日追求します」
ほたる「ところで最後に駅に向かうと書いてありますが?」
ITK「港町は基本的に普通の商店街しかないので、都市部の方へ買い物へ行くというのが港住民
    の定例となってます」
ほたる「都市部ってどこ?」
ITK「港町自体創作上の場所なので都市部の名前と言われても・・・」
ほたる「東京?大阪?名古屋?仙台?福岡?札幌?広島?北九州?神戸?京都?」
ITK「そういわれても・・・」
ほたる「どこか決めて、買いたいものもそれできまうから」
ITK「何を買う気?」
ほたる「ドラ○もんの手提げ鞄!」
ITK「・・・ド○えもん(どこの県でも買えるっちゅうに)・・・それって都市部でなくても買
    えるのでは?」
ほたる「うちの街にはないよ、かなり田舎だし」
ITK「う〜・・・(すごい田舎だあ〜)」

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