ららら | 「・・・暇〜」
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| 亮太が学校に行っている間はらららはもっぱら家で留守番。
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ららら | 「暇だなあ〜、マスターが持っているゲームもやり飽きたし」
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| 家でゴロゴロする毎日。
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ららら | 「よし、マスターの部屋を大捜索しよう!」
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| あまりに暇なので亮太の部屋をそこらじゅうあさりだした。
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| そしてベットの下からなにやら怪しいもの発見。
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ららら | 「ま、まさかこれは・・・・・・ってただのアルバム」
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| 何気にアルバムをめくる。
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ららら | 「これが小さい頃のマスター・・・」
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| そこには亮太とほたると五月とゆうじが写った写真がいくつもあった。
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ららら | 「いいなあ〜みんなにはちゃんと思い出があって・・・・・・」
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| 一つページをめくる。
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ららら | 「あ、あれ・・・どうして桂木博士がいるの・・・・・・」
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| そこには亮太と亮太の父と桂木文貴が写った写真があった。
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亮 太 | 「あ、それ親父の知り合いだぞ」
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ららら | 「えっ、博士とマスターの父は知り合いなんですか?」
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亮 太 | 「いや、親父のことは俺もよくわかんない、何せ親父と一緒に暮らしていたのは年に数回あ
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| るかどうか位で、親父の交友関係なんて知らないよ」
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ららら | 「へ〜、でもこの人見たことある」
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亮 太 | 「親父をか?」
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ららら | 「うん、RA耐性試験を受けているとき、たしか研究室に一緒に話しているのを見たことが
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| ある」
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亮 太 | 「親父が桂木博士と・・・」
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ららら | 「ま、いっか〜」
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亮 太 | 「あららら」
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| ずっこける亮太。
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ららら | 「それにしても期待はずれだったなあ〜」
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亮 太 | 「何が残念だ?」
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ららら | 「エッチな本が出てこなかったこと」
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亮 太 | 「あるかーー!!!」
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| ゴツン!
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| 気持ちいい音が鳴り響く。
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ららら | 「いった〜い、マスター暴力反対」
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亮 太 | 「あほかーーー!!!言うに事欠いてそれだけのために俺の部屋を思いっきり荒らしまくっ
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| たのか」
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ららら | 「あっ・・・」
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| らららと亮太のいる部屋は本や布団や押入れの物で溢れかえっていた。
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亮 太 | 「さっさと部屋のものを片付けろぉぉぉ〜」
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ららら | 「ひぃ〜」
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| 一時間ほど亮太の部屋は大掃除状態となった。
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| 一方学校の空手道場にて・・・
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| 五人目の代表決定戦が行われていた。
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| 神輿霧、神輿雫、雑賀五月、岩室メイがすでに当確済み。
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| そして道場ではトーナメント戦で神輿霙と三年生で経験豊かで、空手部旗揚げ当時から神
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| 輿霧とともに活躍した人物。名前は・・・
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神輿霙 | 「さああなたで最後よ」
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| 霙は息を切らしながらも構える。
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神輿霧 | 「まだ霙には無理か・・・秋穂未希は私とともに三年間がんばってきたただ二人の三年だか
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| ら・・・」
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未 希 | 「霙ちゃん、残念だけどここまでよ」
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| 未希は空手と独自の研究を元に霧とは別に新しい格闘の分野を求めている。
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神輿霙 | 「いくよ」
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未 希 | 「いつでもどうぞ」
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| 審判役の雫。
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神輿雫 | 「反則待った無しの問答無用の一本勝負、3回倒れたら即負け」
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| 場は静かになる。
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神輿雫 | 「では・・・・・・・・・・・・はじめ!」
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| ・・・勝負は一瞬のうちに終わった。
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| 秋穂未希の奇妙な五本指のつぼ攻撃で、霙はその場に倒れ伏した。
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神輿霧 | 「やっぱり未希か・・・・・・」
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| 一週間後の女子異種格闘技に向けて準備は整った・・・。
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| ちなみに各校ごとに補欠枠が二人まで可能でその学校在籍者なら自由に交代可能。
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| 補欠枠候補は神輿霙、もう一人は随時選抜。
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| その日の下校時にて
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未 希 | 「ねえ霧」
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神輿霧 | 「何未希?」
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未 希 | 「霙ちゃんには悪いことしたかなあ」
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神輿霧 | 「いいのよ、あれで霙はさらに強くなるよう努力するわ」
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未 希 | 「相変わらず厳しいわね霧は」
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神輿霧 | 「神輿家に生まれたからには男女問わず甘えは許されないわ」
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未 希 | 「そうね・・・今度はどこまでいけるかな?」
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神輿霧 | 「今度こそ優勝したいわ、桐咲学園の古川巴や藤原商業高校の藤堂遙や御剣女子高の東雲萌
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| 黄や北高校の雑賀四月や南高校の小西姉妹(奈々・寧々)や聖神学園の黒崎香織(黒崎沙
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| 織の親戚筋)や東伊大附属高校のリーザ・エターナルと・・・」
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未 希 | 「見事に全学校の強者を言ったわねえ・・・」
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神輿霧 | 「まあ前回敗れた、古川巴にだけは絶対に勝ちたいわ」
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未 希 | 「そうだね・・・」
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神輿霧 | 「さてと、あと一週間しごきにしごきまくるわよ!!!」
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未 希 | 「お手柔らかに・・・」
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| 二人は苦笑しながら、和気藹々と話しながらそれぞれの家に帰る。
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| そして・・・
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亮 太 | 「おい・・・」
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ほたる | 「あ、見つかっちゃった・・・」
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ららら | 「だからやめようっていったのに・・・」
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亮 太 | 「だから俺の部屋には変なもんは置いてないって・・・」
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ほたる | 「あははははははははは」
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亮 太 | 「笑ってごまかすなーー!!!」
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| ダブル拳骨がほたるとらららの頭部にヒット。
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亮 太 | 「たく、せっかく部屋を片付けたのに・・・こうなったらほたる、お前の部屋も無駄いてや
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| る!!!」
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ほたる | 「いや〜♪」
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| ドタバタドタバタ・・・
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ららら | 「それにしても二人は相変わらず仲がいい・・・かな?」
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澄 子 | 「こらぁ、夜中に騒ぐんじゃないよ!」
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亮 太 | 「こりゃ、今日はここで寝れないぞ・・・」
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ほたる | 「じゃあほたるの部屋で寝よ」
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亮 太 | 「え、あ、おわぁ〜」
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| 強制的にほたるに引っ張られる亮太。
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ららら | 「・・・・・・、あ、らららも」
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亮 太 | 「ひえ〜」
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| 強制的にその日はほたるの部屋で眠る羽目になった・・・・・・。
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