| 大会一回戦。
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| 港高校と御剣女子高校との戦い。
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東 雲 | 「まさか・・・」
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神輿霙 | 「よし、4人抜き!」
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五 月 | 「やるわねえ霙ちゃん」
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神輿雫 | 「何か吹っ切れたみたいね」
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メ イ | 「私の出番ないかも・・・」
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| 強豪と歌われた御剣女子も神輿霙の前に既に四敗目をきっする。
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東 雲 | 「仕方ない、一回戦から本気を出さなければいけないとは・・・」
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| 疲れてきているものの絶好調の霙。
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審 判 | 「では二人とも準備はよろしいですね」
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| 頷く二人、そして直ぐに構える。
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審 判 | 「はじめ!」
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| 一方会場には神輿霧と秋穂未希も怪我を押して応援に駆けつけている。
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神輿霧 | 「どうやら心配ないようね・・・」
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未 希 | 「東雲萌黄相手に圧しているなんて、よっぽど特訓したのね」
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神輿霧 | 「あの子は今まで優しすぎたのよ・・・」
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未 希 | 「そうね・・・それにしても私たちを襲った人っているかなあ・・・」
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神輿霧 | 「顔さえ覚えていれば・・・」
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亮 太 | 「それなら大丈夫っすよ、犯人の顔はこいつが見たらしいですよ」
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ららら | 「ばっちりです」
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亮 太 | 「というわけで一緒に探しに行きますか?」
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神輿霧 | 「ええ、この代償旗かつくわよ・・・ふふふ」
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未 希 | 「めっちゃくちゃのぎったぎったにしてあげるわ」
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亮 太 | 「ぞぞ・・・」
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ららら | 「あ、いたたいたあの二人だよ」
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亮 太 | 「どれどれ」
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未 希 | 「あ、あいつは・・・」
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神輿霧 | 「・・・、ちょっといってくる」
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| 一人その相手に向かっていく。
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| こちら女子トイレにて・・・
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??? | 「でね・・・」
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??? | 「そうだね」
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神輿霧 | 「随分楽しそうね、小倉さやか、内山理寿」
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小 倉 | 「ばれてたの」
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内 山 | 「なーんだつまんない」
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ららら | 「知り合い?」
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神輿霧 | 「元港高の生徒よ・・・今は東伊大附属高校に転入したけどね」
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小 倉 | 「しかたないでしょ、私たち頭がよかったからいい学校に行っただけなんだし」
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内 山 | 「そうそう」
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神輿霧 | 「じゃあ何故私達を襲ったの?」
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内 山 | 「馬鹿じゃない、私達が勝つために決まっているじゃないの」
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未 希 | 「許さない・・・」
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小 倉 | 「無理無理、怪我人は大人しくしておいた方がいいわよ」
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神輿霧 | 「く・・・」
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| 怪我した拳を小倉に向かって突きつける。
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| その拳を手づかみする小倉。
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小 倉 | 「無駄よ、怪我をしているあなたなんか私達にかなわないわよ」
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内 山 | 「てい!」
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| 内山の蹴りは霧の怪我をした右腕にヒット。
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神輿霧 | 「うあああああああ」
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| あまりの痛さに絶叫する。
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未 希 | 「よくも・・・」
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小 倉 | 「稲妻上段蹴り!」
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未 希 | 「なっ・・・」
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| 思いっきり顎にクリーンヒット。
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未 希 | 「そ、それは・・・」
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小 倉 | 「先輩の技を盗ませていただきました」
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未 希 | 「く・・・」
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内 山 | 「さてと・・・なっ」
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| あまりの高速に二人は目でそれを捉えることが出来なかった。
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| らららは二人がやられたため、思いっきり本気になった。
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ららら | 「調子に乗りすぎだよ」
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| ブサン!!!
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| らららの手刀は内山を豪快にふっとばす。そしてまとめて内山ごと小倉の方にふっとばす。
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ららら | 「卑怯な人間は嫌い・・・」
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| すかさずらららは二人まとめてフットスタンプ。
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| 二人はあっという間にのされる。
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亮 太 | 「おーいあんまり本気出すなよららら」
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ららら | 「らじゃあ〜♪」
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亮 太 | 「中に入ってとめたいけど、さすがに女子トイレに入れないよなあ・・・あ、今使用中です
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| けど」
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??? | 「大丈夫です、私が代わりにとめに言ってきます」
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| 金髪でぱっと目に美人で、空手着姿の少女は亮太の静止を聞かず入っていく。
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??? | 「いい加減にしなさい」
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小 倉 | 「リ、リーザ先輩・・・」
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リーザ | 「まったくなさけないんだから・・・」
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| リーザはのされた二人を軽々と抱える。
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| とても細い体からは想像も出来ない力。
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ららら | 「大丈夫ですか、神輿さん、秋穂さん」
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神輿霧 | 「強いな君・・・」
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リーザ | 「霧、後輩の不手際、謝るわ・・・」
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神輿霧 | 「いいわよもう・・・」
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リーザ | 「でも、試合では謝らないわよ」
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神輿霧 | 「・・・・・・」
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| リーザは二人を抱えて自分の学校の控え室に去っていく。
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ららら | 「困ったなあ〜、マスターはいってきてもいいですから二人を運ぶの手伝ってください」
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亮 太 | 「無理だっちゅうに、せめて一人ずつここまで運んでこい!」
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ららら | 「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理・・・・・・」
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亮 太 | 「だー五月蝿いなあもう・・・」
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| で、女子トイレにやむなく入ろうとした所・・・
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女 子 | 「キャー痴漢よ痴漢よ」
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亮 太 | 「いやおれはその・・・うげぇ」
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| 問答無用でその辺においてあったものを投げつけられる亮太。
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亮 太 | 「いてててててて、ららら、後は頼んだぞ!」
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| 大急ぎでその場から退散。
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ららら | 「あ〜んもう・・・」
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神輿霧 | 「奴も大変だな・・・」
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ららら | 「マスターも頼りないんだから〜」
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未 希 | 「早く医務室に行きましょ・・・いつまでもトイレにいたんじゃかなわないわ」
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神輿霧 | 「同感」
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ららら | 「ふんぬーーーん!!!」
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| 根性を出して二人の肩役になる。
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ららら | 「はあ〜重い〜」
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