ららら/伍拾貳話

オルマの陰謀

    ・・・・・・
    会場は静かであった・・・。
    一刻前・・・
    神輿霧と古川巴との対戦は時間切れドロー
    神輿雫と天堂鈴は雫の勝利、しかし次の葛籠かぐやに敗れる。
    葛籠かぐやと岩室メイは時間切れドロー、千倉香住と神輿雷花は雷花の勝利。
    神輿雷花は負傷したため結局リタイア、最後の大将戦、桜部ほたると司形美春(桐咲学
    園岩室メイの後釜)
    そして決勝戦が始まろうとしたその時、いきなり東伊大付属高校の面々が襲いかかって来
    た。
神輿霧「な、邪魔しないでよ」
リーザ「茶番ハココマデニシマス」
    リーザは片っ端からあちこちの生徒を倒しだした。
古川巴「いい加減にしなさいよ」
    古川巴はリーザに向かって蹴り上げる。
    しかしあっさりとリーザにかわされて弾き飛ばされる。
リーザ「無駄ヨ・・・」
内 山「そーよそーよ」
小 倉「無駄無駄〜」
神輿霧「何が目的なの・・・」
リーザ「あなた達をこてんぱにやっつける事・・・もあるけど、本当の目的はあなたよ」
ほたる「わ、わたし?」
リーザ「ズット機会ヲ待ッテイタ、オ前ノ周リニハイツモ桜部亮太トらららガイタカラナ」
ほたる「でもなんで私?」
小 倉「決まってるじゃない、人質人質♪」
内 山「私達は桂木温朗様の意思を継ぎし者の配下♪」
ほたる「かつらぎあつろう?」
リーザ「らららには直接手は出せない、ならその近しい者を攫い(さらい)相手の泣き所を取る」
神輿霧「よく分からないがそんなことはさせない・・・」
    バババババババババババババババババババババババババババ
    いきなり会場中に銃声が響く。
???「準備はいいよ」
リーザ「ワカッテルワ、今攫ウワ」
    そういうとリーザの背後から黒づくめの男たちが湧いて出る。
    そして・・・
    会場中の女子はあっさりと倒される。
    そして会場中の女子はなぞのワゴン車に連れ込まれ攫われる。
リーザ「これで任務完了」
ほたる「うぐーうぐー」
    口が縛られて喋れないほたる。
リーザ「コレデらららヲ研究所ニ誘イ込ムコトガ出来ルワ・・・」
???「リーザ、早く研究所に戻れ」
リーザ「分カリマシタ。コレデらららハ私達ノ手中ニデスネ・・・」
???「ええ、リーザ」
リーザ「エエソウデスネ、桂木オルマ様・・・」
    桂木オルマは桂木一族最年少の科学者。
    年齢はわずか8歳・・・。
    現在らららのチップを奪取すべく陰謀を図る。
    そして会場から人気がなくなる・・・
    そして亮太・五月・らららが会場に帰ってくる。
亮 太「ど、どういうことだこれは・・・」
五 月「所々に銃声の後。血の跡は無いから脅しだけに使われたようだけど・・・」
ららら「ほたるちゃんーーー!!いないの???」
亮 太「ほたるーーーー、神輿さーーん」
    三人はあちこち探すも人っ子一人見当たらない。
ららら「・・・もしかして桂木一族?」
亮 太「・・・」
    ぴーぴーぴー・・・
    近くから携帯電話が落ちているのを発見。
    そして亮太はその携帯電話に出る。
リーザ「残念ナガラ大会ハ中止ニナッタ」
亮 太「あんた達いったいなんなんだよ」
リーザ「我ハ桂木オルマ様ニ使エル者」
ららら「オルマ・・・」
リーザ「皆ノ命ヲ助ケテホシクバ、港高ヨリ北ノ地ニアル義王山ノ麓(ふもと)ノ、オルマ研究所
    マデ来イ、ダガららら一人デ来ナケレバ人質ノ命ハナイ」
ららら「・・・」
亮 太「なんて卑怯な奴だ・・・」
リーザ「デハらららニ伝エテオクコトダ」
    そして・・・
ららら「ではいってきます」
亮 太「とめてもいくだろ・・・俺達も行きたいが、ほたるの命がかかっている・・・」
五 月「らららちゃん気をつけてね・・・」
ららら「うん・・・」
    らららは北の地へと旅立つ。
亮 太「五月、お前の一族の力で何とかできないか?」
五 月「兄さん達にもこのことを内密に調べてもらうわ・・・」
亮 太「俺も桂木詩雪に連絡してみる」
    一旦亮太と五月は家に帰る。
    亮太は澄子おばさんに事情を話す。
    澄子おばさんはそれを聞いて倒れてしまう。
澄 子「亮太、なんとしてもほたるを救い出すんだよ・・・」
亮 太「ああ、でも俺が行くとほたるたちの命が・・・」
澄 子「何言ってんだい、それを分からないようにいけばいいじゃないか、らららちゃんの手助け
    をしておやり」
亮 太「ああ・・・」
    亮太は荷準備をする。
澄 子「これをもっていきな・・・」
    特性のゴム手袋を渡す。
澄 子「特注で作らせたゴム手袋だよ」
亮 太「ありがとう」
    そして亮太は家を出る。
    家の前には五月とローズと聖零と御影千晴と里瀬サトリと雑賀四月がいた。
亮 太「準備OKだ」
四 月「久々で腕が鳴るわ」
サトリ「あまり無理しないでください四月様」
聖 零「借りは返します、詩雪様から助けるようにと仰せ付かっています」
ローズ「復活した私の力を見せ付けてあげるわ」
五 月「というわけで行きましょう」
亮 太「ああ、ってなんで五月はまた俺がおぶる羽目になってるんだ・・・」
五 月「気に入ったから」
亮 太「あほかーーーーーーーーーー!!!!」
四 月「見ててこっちが恥ずかしくなるわ」
ローズ「これじゃあほたるちゃんも報われないわねえ〜」
サトリ「あの・・・早く行きませんか・・・」
    わいわいがやがや・・・
ローズ「さっきから千晴静かだけど何か言ったら?」
千 晴「無駄な体力は使わない主義だから」
ローズ「あっそ・・・」
    七人はいまだ桜部家の前から立つことは無かった・・・。

あとがき「ゲスト・五月」
ITK「結局何も解決しないまま?第四部では完全に別のお話になります」
五 月「・・・で結局続きはいつ書くの?」
ITK「多分五〜八部あたりで続きを書きます」
五 月「で、第四部は?」
ITK「名称はまだ仮ですので記述しませんが、亮太が港高に転校する前のお話です」
五 月「で、そのお話では私は出てこないのですか?」
ITK「はい、桜部羽美・姫野忍・松川琴美・伊藤小鳥というキャラが登場します」
五 月「とりあえずしばらく私は出場できないのでここで言っておきます」
ITK「なんです、あ、ページがもう無いのでこれで終了します」
五 月「あ、ちょっちょっとーーーー」
ITK「ではでは〜」

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