| らららと亮太と五月は港町の裏山まで到着。
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聖 華 | 「以外にも三人だけか?」
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亮 太 | 「いや・・・」
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| ざわざわざわ・・・
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| 聖華を囲むように次々と登場。
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| ローズ、刹那、四月、サトリ、御影千晴、聖零、神輿霧、神輿雫、神輿霙、秋穂未希、千
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| 倉香住、岩室メイ、桂木詩雪、古川巴、天堂鈴、神輿雷花、葛籠かぐや、司形美春・・・
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| 前の不覚を晴らす為に、皆が協力してくれたのである。
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聖 華 | 「・・・ちょっと卑怯じゃない・・・」
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亮 太 | 「いや、本当は三人で決着付けようとしたら付いてくるって・・・」
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聖 華 | 「まあいいわ、銀華・桂華・橋華・オルマ・ユラ・リーザ・小倉・内山、そして我が配下達」
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| 黒服集団、及び側近達が現れる。
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| そして・・・
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ららら | 「うわあ〜戦争だねこれ・・・」
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亮 太 | 「・・・それにしてもこちらの陣容が俺を除いて全て女性って言うのはなんなんだ・・・」
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五 月 | 「みんな、手加減しなくてもいいからね、相手は結構丈夫だから」
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| おーー!!
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亮 太 | 「・・・さーやりますか・・・」
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聖 華 | 「・・・」
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| そして火蓋は切っておろされた。
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| 亮太は聖華とともに森の奥深くまで移動。
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| 戦闘の指揮は五月にまかせて。
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五 月 | 「雑賀流奥義、百華繚乱!」
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| 五月の扇の乱れ切りが炸裂!
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四 月 | 「雑賀流奥義、乱舞拳!」
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| 乱れ飛ぶ拳が炸裂!
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サトリ | 「雑賀流奥義改、激水!」
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聖 零 | 「赤の眼!」
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千 晴 | 「関節外し」
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ローズ | 「ドリルヘアー!」
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刹 那 | 「八卦掌・背水壁・掻っ捌き!」
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神輿霧 | 「正拳突き」
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神輿雫 | 「正中三段突き」
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神輿霙 | 「変則高角度蹴り」
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| 各キャラの必殺技が炸裂。
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| 聖華軍と亮太軍との戦いは熾烈を極める。
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| そして亮太と聖華はと言うと・・・
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聖 華 | 「もう私には時間が有りません、らららのF−MAXチップを譲ってくれませんか?」
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亮 太 | 「そんなことしたららららは死んでしまう」
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聖 華 | 「そうですよね、まあわかりきった答えでしたけど」
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| 聖華の気が蠢く(うごめく)
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亮 太 | 「はなから力尽くで奪う気だったんだろ」
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| 亮太の腕から電気が漏れ始める。
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聖 華 | 「さてと」
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| 腕から白い炎が生み出される。
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亮 太 | 「あんたも使えるのか白い炎」
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聖 華 | 「オルマを解析して、私の腕にチップを組み込む事によって可能になった」
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亮 太 | 「なんでも可能なんだなRAって・・・」
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聖 華 | 「そう言うあなたの腕もそうでしょう?」
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亮 太 | 「・・・これは単なる偶然の産物だよ」
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聖 華 | 「おしゃべりはここまで、あなたの息の根を止めるわ」
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| シュワワワーーン!
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| 白い炎が亮太を襲う。
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亮 太 | 「くあ・・あつうう」
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| ガードしても炎の熱は防ぎきれない。
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| ガードした所を聖零はさらに炎をねじり込む!
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亮 太 | 「ぐああ・・・」
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| 亮太のはあまりの熱さに後方に仰け反る。
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聖 華 | 「蠢く炎!」
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| 亮太は防戦一方、しかし・・・
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聖 華 | 「とどめ」
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| 聖華が大きなモーションに入った瞬間、亮太は炎をかきわけて聖華の目の前まで接近。
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聖 華 | 「な・・・」
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亮 太 | 「喰らえ!」
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| 聖華は亮太の体当たりを下から突き上げるようにくらい空中に浮かされる。
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亮 太 | 「それじゃあ新技を試してやる」
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聖 華 | 「!」
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亮 太 | 「落雷天昇脚!」
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| 落雷が聖華に向かって直撃!更に亮太の天に昇るサマーソルト蹴りが重段ヒット!
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| そして・・・
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亮 太 | 「更に追い討ち!」
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| ヅドゴォォォォォーーーー!!!
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| 亮太の踵落しが上空にて聖華の肩部に直撃!
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聖 華 | 「・・・!?」
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| 何が起きたか理解できぬまま聖華は地上に叩き付けられる。
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亮 太 | 「どうだ!」
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聖 華 | 「・・・・・・まだ死ねない・・・」
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| 聖華の腕のチップが聖華の異常な執念に反応して、暴走を始める。
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聖 華 | 「もう時間が無い・・・」
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亮 太 | 「何故そんなに急ぐんだ・・・」
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聖 華 | 「ルイマを生き返らせるため、最初のRA実験で私は一度死んだ身・・・」
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亮 太 | 「死んだ・・・?」
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聖 華 | 「そう、この事は誰も知らないけど、私は桂木温朗の手によって仮初(かりそめ)の命を与
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| えられた。最初の実験さえ失敗しなければあなた達は必要じゃなかったけど、桂木温朗よ
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| り与えられたこの初期不良のチップはあともって数ヶ月・・・。いまの私達の知識では、
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| これ以上は無理、しかも一度チップを取り付けると取り替えは不可能、外したときに待っ
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| ているのは死あるのみ」
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亮 太 | 「時間無い・・・でもF−MAXチップを作った桂木文貴さんに頼めばいいのでは?」
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聖 華 | 「あの人はらららに生を与えてから突如姿を消したわ、桂木一族総出で探したけど結局会う
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| 事が出来なかったわ・・・ならば残された道はただ一つ・・・」
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亮 太 | 「・・・どうしてもと言うなら俺はあんたを徹底的に倒す」
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| 両手を構える亮太。
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亮 太 | 「あんたには悪いがこれで終わりだ・・・」
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| 膨大な電気が亮太の体を飛び交う。
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亮 太 | 「終わりだーーー!!」
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| シュワワワワワワワーーー!!
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亮 太 | 「真・雷神拳!!!」
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| 何かが壊れる音がした・・・。
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| 聖華の腕に埋め込まれたものは完全に破壊された・・・。
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聖 華 | 「・・・ルイマ・・・死ぬ前にもう一度会いたかった・・・」
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| 聖華は完全に沈黙。
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詩 雪 | 「終わりましたか?」
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| ひょっこりと草叢(くさむら)から出てきた詩雪。
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亮 太 | 「じゃあ頼みます」
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詩 雪 | 「ええ、聖華は私の研究所で養生してもらうわ」
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亮 太 | 「おねがいしま・・・あれ?」
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詩 雪 | 「どうしたの・・・まさか・・・」
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| チップの壊れる音・・・。
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詩 雪 | 「拙いわ、直ぐにあなたも研究所に来て」
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亮 太 | 「ああ・・・あ・・あ・・・」
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詩 雪 | 「無理そうね・・・聖零」
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聖 零 | 「はい、お任せを・・・」
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亮 太 | 「俺は・・・」
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| 亮太は意識を失う。
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詩 雪 | 「!、かなり危険だわ、聖零急ぎましょう」
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聖 零 | 「はい」
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| 三人は戦いをよそに研究所に直行した。
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