提 督 | 「結婚カッコカリか・・・」
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| 黄昏る提督。
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鈴 谷 | 「何、しけた顔してるの提督?」
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提 督 | 「ああ、鈴谷か・・・」
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鈴 谷 | 「鈴谷かーじゃなくて、仕事片付けてからにしてくれる?鈴谷いつまで経っても仕事終わら
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| ないじゃん?」
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提 督 | 「あーすまんすまん、だがなこの本部から来た命令書がなあ・・・」
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鈴 谷 | 「え〜なになに?」
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| 一ケ月以内に自身の鎮守府内での艦娘とケッコンカリせよ
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| この命令は、絶対である。
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鈴 谷 | 「・・・」
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提 督 | 「いやな、うちの鎮守府は未だにLv90以上すら居ない所なんだぞ」
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鈴 谷 | 「まあ、一番高いのは鈴谷の83だしね・・・(さり気無くアピール)」
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提 督 | 「俺は全員分け隔てなく訓練する方針でやっている。だから誰かを依怙贔屓して高いと言う
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| 事はない。まあたまたまレベルが高い奴も居るがな」
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鈴 谷 | 「でもこれって絶対命令なんでしょ?」
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提 督 | 「まあな、でもな〜、俺にはまだ早いと思うんだが・・・」
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鈴 谷 | 「でも提督の事慕っている艦娘って、いっぱいいるじゃん?レベルに限定しないで」
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提 督 | 「まあ、俺を慕ってくれるのは男冥利に尽きる事だから決して悪い気はしないのだが、だが
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| な誰という意中の人間は俺にはまだなあ・・・」
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鈴 谷 | 「あーもー、めんどくさいな、だったら鈴谷で手を打てば良いじゃん」
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提 督 | 「なんでそうなる?」
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鈴 谷 | 「提督がずっと相手を決めかねていると、例えば金剛さんなんかが常にアタックし続ける訳
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| じゃん」
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提 督 | 「まあなあ・・・」
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鈴 谷 | 「あと、話し変るけど、なんでカリなの?」
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提 督 | 「・・・これは機密事項なんだがな・・・」
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鈴 谷 | 「良いから鈴谷に教えなさい!」
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提 督 | 「口外無用だぞ」
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鈴 谷 | 「鈴谷を信用しなさい」
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提 督 | 「・・・実はな、説明長くなるが、前の大戦、日本は大量の男兵士を失ったわけだ」
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鈴 谷 | 「前置きがちょっと・・・」
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提 督 | 「まあ聞け、その為、男と結婚できる女性の数にアンバランスが生じる結果になった。故に
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| 結婚だと今の法律では重婚になって犯罪になるのだが、カリという事なら法律的にセーフ
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| と言うのが上の見解なんだそうな」
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鈴 谷 | 「ま、まさか・・・」
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提 督 | 「そう、この結婚カッコカリというのは、その意味ゆえに合法重婚システムと言う事になる
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| んだ・・・」
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鈴 谷 | 「・・・・・・」
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提 督 | 「と言う理由を含めて戦力増強を理由と言うかだな・・・」
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鈴 谷 | 「・・・じゃあ提督は重婚する気なの?」
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提 督 | 「さっきも言ったがまだ結婚する気なんかないよ、俺はまだ一人身で居たいし、それに他の
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| 艦娘を眺めているだけで、微笑ましくて満足なんだよ」
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鈴 谷 | 「()」
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提 督 | 「だからどうしようかと悩んでるんだよ・・・」
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鈴 谷 | 「・・・鈴谷じゃ駄目なの?」
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提 督 | 「鈴谷の気持ちも分かるんだが、あくまで俺はみんなも含めて一人の上司としてだな・・・」
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鈴 谷 | 「・・・鈴谷、気分悪くなった、部屋に戻る」
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提 督 | 「あ・・・まあ・・・すまんな鈴谷・・・仕事は明日で良いから」
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| 鈴谷は提督の部屋から退散。
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| 鈴谷は航空重巡の部屋に戻る。
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| 部屋割り(最上・三隈・鈴谷・熊野)
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最 上 | 「お帰り鈴谷」
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三 隈 | 「秘書のお仕事お疲れ様です、くまりんこ(ニコ)」
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熊 野 | 「・・・って、何だか気分が宜しくない様でしてよ?」
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鈴 谷 | 「・・・・・・提督のアホぉーーーー!!!!!!」
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熊 野 | 「い、いきなりなんですの?」
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鈴 谷 | 「ううぅ・・・聞いて皆」
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| 艦娘説明中。
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最 上 | 「うーん、まあ提督の考えも分からなくはないけど」
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三 隈 | 「でも鈴谷の気持ちも分からなくないけど」
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熊 野 | 「でも私たちとしては鈴谷になんとしても提督を射止めて欲しい物ですけど」
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鈴 谷 | 「でも提督がその気なかったら駄目じゃん(泣)」
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三 隈 | 「でしたら、結婚したくなる様にすれば宜しいのでは?」
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鈴 谷 | 「うう、どうやって」
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三 隈 | 「簡単ですわ、どの艦娘よりも先にLv99になる事です」
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鈴 谷 | 「でも金剛さん(75)、電ちゃん(65)、加賀さん(67)、赤城さん(63)、伊勢
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| さん(66)と、強敵がいっぱい居るし・・・」
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三 隈 | 「そこはうまく、デイリークエスト消化と言う理由で鈴谷を旗艦にして貰って、軽空母・潜
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| 水艦・雷巡の方々に協力を仰げば何とかなりますわ、あ、私の方からそのメンバー改二を
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| 目指す方には説明(脅迫)しておきますね」
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鈴 谷 | 「なにそれ、コワイ」
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三 隈 | 「さあ鈴谷、体調が真っ赤になっても永遠と行き続けるのです」
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鈴 谷 | 「・・・お、おう」
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熊 野 | 「たまに私も35になる為に手伝いますわ(熊野だけまだ航巡になっていない)」
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鈴 谷 | 「うう・・・なるようになれ」
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| こうして、地獄の3−2−1巡りが始まるのであった・・・
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提 督 | 「鈴谷・・・そこまで俺の事を・・・」
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電 | 「電は寂しいけど、鈴谷さんも頑張っているのです、でも電も負けないのです、だから遠征
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| と演習に行って来るのです」
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金 剛 | 「オー提督、ワタシも鈴谷と電に負けてられないのデース、5−3に挑戦してくるデース」
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提 督 | 「ヤメテー、せめて探照灯と照明弾が手に入るまでイカナイデー、ガクブル」
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加 賀 | 「ではみんなが出かけている間は私が秘書監を勤めます」
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金 剛 | 「ずるいデース、私も秘書艦やりたいデース」
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加 賀 | 「それは日本語をもっと出来るようになってからにしましょうね」
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金 剛 | 「オウ・・・(轟沈)(イギリス産まれの為)」
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電 | 「電は初代秘書艦なのです、負けないのです」
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伊 勢 | 「で、最終的には提督、誰と結婚カッコカリするか決めとくんだね」
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提 督 | 「コマッタダゴザル、ケッコンハマダハヤイデゴザル」
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加 賀 | 「提督、わがまま言っていると提督の職を追われますよ・・・それでは私が悲しいです」
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伊 勢 | 「言うねえ〜加賀」
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加 賀 | 「まったく、提督も私を選んでくれれば万事解決なんだけど」
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提 督 | 「()」
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赤 城 | 「あーお腹空きましたわ」
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提 督 | 「赤城はいつも通りだな・・・」
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赤 城 | 「ごはんごはん〜(油断している所でしかけますわ、って、頭の中で何かが)」
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加 賀 | 「(赤城さん、私にはお見通しですよ)」
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| その後、結婚がどうなったかは又先のお話。
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| うん、レベル99になるのはいつの事になるのやらw
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| つづかない。
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