美紗緒 | 「お母さん、どこに引っ越すの?」
|
琴 恵 | 「北陸の石川県よ、そこに知り合いのお店が私の新しい職場の近くにあるのよ」
|
美紗緒 | 「で、私の学校は?」
|
琴 恵 | 「入学手続きはもうしといたわ」
|
美紗緒 | 「石川県ってどういう所?」
|
琴 恵 | 「私の知り合いから聞いた話だと風情がある町だって・・・でも自動車の排ガス汚染ナンバ
|
| ー3にはいる所だって(実話)」
|
美紗緒 | 「・・・・・・」
|
| そして石川に到着
|
琴 恵 | 「私は今から仕事があるからこの家の人に挨拶しておくのよ」
|
美紗緒 | 「うん・・・」
|
店 長 | 「あんたが美紗緒って子かい?」
|
美紗緒 | 「は、はい・・・」
|
| いきなり店長と出てきましたが第一期の十五話目を参照のこと
|
店 長 | 「琴恵にはいろいろ世話になったからねえ、今日からここを自分の家と思ってすごしな」
|
美紗緒 | 「お、お世話になります・・・」
|
店 長 | 「2階の奥の部屋があんたの部屋だよ」
|
| 美紗緒は荷物を自分の部屋に運んでいった。
|
| そして美紗緒はベランダより外の景色を眺めた。
|
美紗緒 | 「綺麗なところ・・・」
|
| 美紗緒はしばし外の風景を見つめていた。
|
美紗緒 | 「天地さん元気かな・・・」
|
| まだ天地のことを忘れられない美紗緒は深く落ち込みだした。
|
美紗緒 | 「今日はもう遅いから寝よ・・・」
|
| いろいろな複雑な想いを胸になかなか眠れない夜を過ごした。
|
| 次の日美紗緒は朝早く起きた。そして下の階に降りてきて店長に食事を作ってもらい朝食
|
| を口にした。その間店長はお店の用意に追われていた。
|
店 長 | 「美紗緒ちゃん、学校は明日からだから、今日はどこへと遊んできていいよ」
|
美紗緒 | 「でも店長忙しそうですけど・・・」
|
店 長 | 「ああ、今日来るはずだったバイトがいきなりやめちゃってね、だから忙しいんだよ」
|
美紗緒 | 「あの、手伝いましょうか?」
|
店 長 | 「え、いいのかい、じゃあこれとこれとこれとこれと・・・」
|
美紗緒 | 「ふえ〜」
|
| 結局美紗緒はこの店でバイトし続けるはめになったとさ
|
| ちなみにバイト料はなし、お小遣いは月1万円のみ、下宿代は善意故に無料。
|