佐久耶 | 「わたしいったいどうしたの・・・」
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| 佐久耶の声は誰にも届いていなかったようである。
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| 佐久耶が天地の元を去ってはや半年、しかし東京に帰ってみると私の存在自体が誰の記憶
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| からも存在しない状態になっていた。
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| 昨夜は半年者あいだなぜとばかりに自分の部屋で苦悩しつづけた。
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| 吉永さんや、管野さん、松野さんや土田君、そして尼ヶ崎君にはなしたが誰も私のことを
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| 知らなかった。
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| 昨夜は部屋の中でボーとする日々を過ごした。
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| そんなある日佐久耶の前に一人の子供らしき人物が現れた。
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幽 戯 | 「楽しかったかい短い時間」
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佐久耶 | 「あ、あなたは・・・」
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幽 戯 | 「僕かい、僕の事を言うよりこう言ったほうがいいよ、君は僕の影さ!」
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佐久耶 | 「えっ・・・」
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| 佐久耶は幽戯の言った言葉に最初は良く分からなかったが、今まで起きたことから考える
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| とようやく話が飲みこめた。
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幽 戯 | 「さあ一緒になろう・・・」
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佐久耶 | 「い、いやーーーーーーー!!!!!!!!」
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| 今日のよるは漆黒の夜となった。
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佐久耶 | 「神様お願い・・・最後に天地君にあわして・・・」
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| 佐久耶の願いがかなったのか佐久耶の目の前に一人の女性が現れた。
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津名魅 | 「本当によいのですね最後の願い」
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| そういうと佐久耶の体は光り輝き出した。
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津名魅 | 「1日だけお会いできます」
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| 佐久耶は最後の力を振り絞って天地君のところへ向かった。
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| ・・・第二期六話告別無用に続く・・・
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