8万HIT記念小説/外伝16

貧窮無用

砂沙美「うーーーん」
天 地「どうしたんだい砂沙美ちゃん?」
砂沙美「今月、もうお金ないの・・・」
天 地「原因は?」
砂沙美「言わなくてもわかるでしょ」
天 地「はいはい・・・」
砂沙美「どうしよう今月・・・」
天 地「しばらく人参だけになるかな・・・」
砂沙美「だね・・・」
    と、そのやりとりを茶の間にて聞いていた阿重霞は・・・
阿重霞「これでは柾木家はつぶれてしまいますわ・・・」
    で、早速樹雷の父に懇願するために鷲羽の部屋に向かった。
鷲 羽「樹雷に連絡?いいわよ」
    つーつー
阿重霞「応答願います誰かいますか・・・」
    プスープスープスー
船 穂「あら、阿重霞ちゃんじゃないのどうしたの?」
阿重霞「ちょっとお金の都合を・・・」
船 穂「阿重霞ちゃん、実は樹雷も今年は赤字で困っているのよ・・・」
阿重霞「まあ樹雷も赤字・・・」
船 穂「ごめんなさいね・・・」
阿重霞「うーーーん船穂お母様、私の貯金をすべて金に換金できますか?」
船 穂「すべて金に・・・ちょっと調べてみるわ・・・」
    船穂はすぐさま阿重霞の口座を調べた。
阿重霞「どうでした船穂お母様・・・」
船 穂「阿重霞ちゃんの貯金空っぽよ・・・」
阿重霞「えぇぇぇぇぇぇ!!!」
船 穂「子供の頃無駄使いしたんじゃないの?」
阿重霞「ああどうしましょう・・・」
船 穂「ごめんなさいね阿重霞ちゃん・・・あら美砂樹ちゃん?」
美砂樹「船穂お姉さまいったい誰と話してるの・・・えっ阿重霞ちゃん!!!」
    つーつーつー
    すでに通信は切れていた。
船 穂「素早くなったわね阿重霞ちゃん」
美砂樹「お姉さま・・・うるうるうるうるうるうるうるうるうるうるうる」
船 穂「よしよし」
阿重霞「あぶないあぶない」
    阿重霞の苦労は結局水の泡となった。
    そしてその日の夕食は人参のみのデパートリーづくしとなったそうな・・・
    その料理はその日にとどまらず、信幸の給料日までずっと続いたそうな・・・

あとがき「ゲスト・阿重霞」
ITK「久しぶりにヒット記念小説がかけました」
阿重霞「でもなぜ五万ヒットの時などは休まれたのです?」
ITK「だってまさかこんなに来客者数ががばがば来るとは思わなかったもん」
阿重霞「去年までは二十人来ればそれでよしという感じでしたものね」
ITK「まさか一日五百人ペースになるなんて思わなかったもので・・・」
阿重霞「で、面倒くさくなったというわけですね・・・」
ITK「はい、それだと二十日に一つかかなきゃならなくなるし・・・」
阿重霞「次は十万ヒットですか?」
ITK「かな(笑)」

創作小説に戻る

inserted by FC2 system