砂沙美 | 「阿重霞お姉さまそこは飾りをたくさんつけてね」
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阿重霞 | 「ええ、こうね・・・」
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| 朝早くから部屋の飾り付けに余念のない二人。
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魎 呼 | 「何やってんだおまえたち?」
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砂沙美 | 「あ、魎呼お姉ちゃんおはよう。クリスマスの準備をしているんだよ」
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魎 呼 | 「クリスマス・・・酒はでるんだよな」
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砂沙美 | 「ちゃんと用意しているよ」
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魎 呼 | 「おうおう酒と天地がありゃなんでもいいぜ」
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阿重霞 | 「まあお下品だこと」
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魎 呼 | 「うっせーな・・・」
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砂沙美 | 「魎呼お姉ちゃんここ手伝って」
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魎 呼 | 「面倒くせ〜な〜」
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砂沙美 | 「やんなきゃお酒あげないよ」
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魎 呼 | 「はいはい・・・」
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| と、準備をしている中、天地は自分の部屋にて勉強をしていた。
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天 地 | 「ええっと・・・」
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| 黙々と勉強をしていた。
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| そんなとき魎皇鬼が天地の部屋に入ってきた。
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魎皇鬼 | 「みゃお?」
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| 魎皇鬼が見つめる先には黙々と勉強する天地がいた。
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魎皇鬼 | 「みゃお、みゃん?」
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| 魎皇鬼は天地と一緒に人参畑に行こうと必死にねだりまくった。
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天 地 | 「ごめんな魎皇鬼、今勉強しているからあとでな・・・」
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魎皇鬼 | 「みゃお〜」
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天 地 | 「ごめんな」
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| 魎皇鬼はすごすごと廊下へ出ていった。
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天 地 | 「ふ〜やっと終わった、さて畑にでも行くか・・・て、もう冬なんだけどな・・・」
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魎皇鬼 | 「みゅう・・・」
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| 天地が戸を開けた先には魎皇鬼がすでに準備完了とばかり待っていた。
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天 地 | 「・・・・・・」
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魎皇鬼 | 「みゃお」
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| 天地と魎皇鬼は畑に行くために玄関に向かった・・・が、そこでまたいつものように阿重
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| 霞と魎呼が喧嘩をしていた。
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阿重霞 | 「ここの飾りはこーでなくてはいけません!」
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魎 呼 | 「そんな変なもんじゃなくてこれだよこれ」
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阿重霞 | 「私のいうことが聞けないのですか!」
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魎 呼 | 「なんであお臭い女のいうことを聞かなくちゃいけないんだよ」
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阿重霞 | 「キーーーーーーー!!!!!!」
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魎 呼 | 「やるか」
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| チュドーン!バリバリバリバリ!!!
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砂沙美 | 「あ、天地兄ちゃん、またお姉さま達が喧嘩を・・・」
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天 地 | 「日常的だ・・・」
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砂沙美 | 「あ、現実逃避してる音天地兄ちゃん・・・」
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天 地 | 「だっていつもこのパターンでオチ締めばかりだし・・・」
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砂沙美 | 「そうだね・・・」
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魎皇鬼 | 「みゃお?」
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