30万ヒット記念小説/外伝20

感染無用

魎 呼「かったりーよなあお使いなんてよ〜」
阿重霞「文句ばかりいってないでさっさと済ませましょうよ魎呼さん」
魎 呼「そだな」
    珍しく一式触発状態になることもなく二人は近くのスーパーへと買い物へ出かけた。
魎 呼「それにしても天地が風邪を引くなんて珍しいよなあ」
阿重霞「なにか悪い虫でもついたんじゃありませんの魎呼さん?」
魎 呼「もしかしてあたしのことか?」
阿重霞「いえ、鷲羽さんの研究所にて風邪をこじらせたと聞いたので・・・」
魎 呼「鷲羽の奴なにかやったのか?」
阿重霞「天地様の体を調べていたそうですって」
魎 呼「またかよ・・・こりねえよなあ鷲羽の奴・・・」
阿重霞「本当ですわ・・・あ、そこの卵とって下さいます」
魎 呼「ああ、これだな」
阿重霞「あとは、お酒に砂糖にお米に・・・」
魎 呼「全部持ってきたよ」
阿重霞「ではレジに行って来ます」
魎 呼「天地、早く元気になってくれよなあ」
阿重霞「ああ、天地様〜」
    一方柾木家では
天 地「うぅぅぅぅ・・・」
砂沙美「大丈夫天地兄ちゃん?」
天 地「ああ、なんとか・・・」
砂沙美「鷲羽さんもこんなになるまで裸にしておくなんて・・・・・・」
鷲 羽「おかしいなあ、ちゃんと栄養剤とかもちゃんと注入しておいたのに?」
美 星「栄養剤ってこれですか?」
鷲 羽「そうそう、これこれ・・・ってなんであんたが・・・まさか」
    鷲羽は大急ぎで研究所に戻った。
鷲 羽「だぁぁぁぁぁ!!!やっぱり!!!」
    鷲羽再び天地の部屋へ突入!!!
鷲 羽「あんたいつの間に栄養剤とウイルス増強剤をとっかえたのよ!!!」
砂沙美「う、ウイルス増強剤・・・」
美 星「いや、あの、その・・・ごめんなさい」
鷲 羽「これは感染した人を中心にウイルスを周辺にまき散らす効果があるのよ!!!」
砂沙美「てことは砂沙美たちも」
美 星「感染しちゃったってことですか?」
鷲 羽「だあぁぁぁ、もう手おくれぇぇぇぇ!!!」
一 同「へえっくしゅん!!!」
    一方阿重霞と魎呼はというと
阿重霞「ちょっと魎呼さんももってくださいよ」
魎 呼「ちゃんともってるじゃねえか、お、さ、け、を」
阿重霞「たった一升瓶一つじゃありませんの、いつのまに買い物袋に紛れ込ませたんだか・・・」
魎 呼「あれ?」
阿重霞「本当にもう魎呼さんったっら・・・って聞いてらっしゃるの!」
魎 呼「いやあれ」
阿重霞「なんですのもう・・・あれ?」
    魎呼が指さすところに柾木家があったと思われるところから異様な気が発生していた。
魎 呼「もしかして天地が」
阿重霞「て、天地様〜」
    阿重霞と魎呼はものをおっぽり出して柾木家へと入っていった。
    そして
魎・阿「へえっくしゅん!!!」

あとがき「ゲスト・砂沙美」
ITK「へえっくしゅん」
砂沙美「大丈夫ですかITKさん?」
ITK「部屋が無茶苦茶寒ひ〜」
砂沙美「うわあ本当だマイナス20度だ・・・」
ITK「うう意識が揺らいでいく・・・・・・」
砂沙美「ああ、ちょっと・・・砂沙美もなんだか凍っていくぅ」
    ガチゴチゴチガチ
ITK「砂沙美ちゃん大丈夫?・・・って、もう凍ってるよ・・・ああおれも・・・ガチゴチ」

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