60万ヒット記念小説/外伝22

別離無用

    ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ
砂沙美「み、美紗緒ちゃん〜ぐええ〜」
美紗緒「あ〜砂沙美ちゃ〜ん・・・」
    人混みの中に埋もれる二人。
砂沙美「美紗緒ちゃん、手を・・・」
美紗緒「え、なに砂沙美ちゃん・・・」
    美紗緒の問いになにも答えない砂沙美。
美紗緒「砂沙美ちゃん大丈・・・きゃ〜ああああああ」
    人混みによって引き裂かれる二人。
美紗緒「どうしよう、砂沙美ちゃんとはぐれちゃった・・・」
    砂沙美とはぐれて所々歩き回る美紗緒。
    そのさなかあちらこちらで同人誌を見回る。
???「どうです、一冊」
美紗緒「えっと・・・・・・ポッ」
    同人誌の中身に思わず顔を赤くする美紗緒。
???「あ、よく考えたらこの本成人向けだった・・・」
美紗緒「ドギマギドギマギ」 
    思わず読みふける美紗緒。
???「えっと・・・・・・」
美紗緒「あ、あの・・・これください」
???「えっ?」
美紗緒「200円でしたね・・・はい」
???「・・・毎度あり・・・」
美紗緒「おもわずかっちゃった・・・」
友人A「いいのか売っちゃって・・・」
???「さあ・・・もう売っちゃったし・・・」
美紗緒「そういえば砂沙美ちゃんはどうしているんだろう・・・」
    で、砂沙美はというと・・・・・・
砂沙美「ううなんかものすごい衣装・・・」
    コスプレ広場にいた。
砂沙美「それにしてもすごい衣装だなあ・・・規制に引っかからなかったのかなあ・・・」
写真男「あの・・・写真お願いします・・・」
砂沙美「え、砂沙美、砂沙美コスプレしてないよ」
写真男「え?そうなの、だってマジックガールサミーにそっくりだよ」
砂沙美「え、そうなの?」
写真男「だから写真お願いします」
砂沙美「は、はい・・・」
    思わず返事する砂沙美。
    で、結局写真10枚近くポーズをあれこれとらされたのを皮切りに
マニア「写真いいですか・・」
謎の男「お、お、お、おねがい、し、します・・・」
砂沙美「ひえぇぇぇ抜け出せない・・・」
係の人「はいあと10秒・・・5、4、3、2、1、0、はい写真終了です、散ってください」
砂沙美「た、たすかった〜」
    近くのイスの近くで(イスはすでに他の人がビッシリといる)休息。

あとがき「ゲスト・砂沙美」
砂沙美「まだつづけるの〜」
ITK「いやその・・・書いていたらのびのびになって・・・」
砂沙美「それに夏コミから結構経っているし・・・」
ITK「いろいろ諸事情につき・・・」
砂沙美「年をとるといいわけがましくなるね」
ITK「いや、昔からだけど・・・小学校の頃なんか”だって”ってよく言い訳文句の前に言って
    いたら、クラスの人全てと先生にまで、だって一回・・・なんて言われていたし・・・」
砂沙美「嫌なクラスですね・・・」
ITK「まさか先生ぐるみでそういうこと言うなんて・・・子供心にかなり傷ついたけど・・・」
砂沙美「・・・・・・」
ITK「まあそのおかげかどうか分かんないけど次の年以降もう言わなくなったけど・・・」
砂沙美「しみじみ」
ITK「大人になった今だからこそ懐かしめる逸話の一つだけど」

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